京都大学総合博物館では、5月21日の金環日食にちなんだ特別展「京大日食展 コロナ百万度を超えて」を4月25日より開催する。 京都大学総合博物館は、京都市左京区の京都大学本部構内にある教育研究施設。同大学が100年にわたって収集してきた貴重な学術標本約250万点を所蔵し、一般公開するほか、さまざまな企画展・特別展や講演会などのイベントを行っている。 同展では、「古代日食」「渋川春海と天文・暦学」「京大日食観測隊」「現代の太陽観測」「京にゆかりの宇宙科学者たち」の、伝説から最先端科学までの5テーマで展示を行う。 「古代日食」では、1,300年前に太安万侶が編纂した「古事記」の天の岩屋戸日食説、ヒミコの日食、平氏を勝利に導いた水島合戦の金環日食など、日食にまつわる古代の神話や史実を紹介。 また、「現代の太陽観測」では飛騨天文台の望遠鏡や「ひので」などの人工衛星による観測によって生まれた、世界の太陽物理学研究をリードする学術成果や、宇宙天気予報、宇宙太陽光発電など、世界をリードする京都大学の応用分野の研究を紹介するという。 なお、会期中の土日祝日などには、博物館3階の講演室において、日食や太陽に関する3D映像が楽しめる「4次元デジタル宇宙シアター」を上映する。 さらに5月21日の金環日食当日は、朝7時より京都大学農学部グランドにおいて日食の観察会と、9時30分から百周年記念ホールでの講演会が行われる予定。◆京都大学総合博物館所在地:京都市左京区吉田本町開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)休館日:月曜日、火曜日(平日・祝日にかかわらず)、年末・年始(12月28日〜1月4日)観覧料:一般400円、高校・大学生300円、小・中学生200円◆特別展「京大日食展 コロナ百万度を超えて」開催期間:4月25日(水)〜5月20日(日)場所:京都大学総合博物館◆4次元デジタル宇宙シアター場所:京都大学総合博物館 3階講演室日程:4月25日(水)、28(土)、29日(日)、5月3日(祝木)、4日(祝金)、5日(土)、6日(日)、9日(水)、12日(土)、13日(日)、16日(水)、19日(土)、20日(日)時間:10:30〜、11:30〜、13:30〜、14:30〜、15:30〜(各回30分程度)定員:40名 ※当日9:30から受付にて先着順に整理券を配布◆金環日食観察会と講演会日時:5月21日(月)7:00〜11:00[観察会]7:00〜8:30 京都大学農学部グランド(北部構内)[講演会]9:30〜11:30 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール