教員採用試験で求められる「日本語力」とは?

 日本語検定委員会は、教員採用試験で求められる「日本語力」についてまとめた。日本語検定の出題内容に近い設問が数多く見られ、使える日本語を前提とした出題が多いという。

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 日本語検定委員会は、教員採用試験で求められる「日本語力」についてまとめた。日本語検定の出題内容に近い設問が数多く見られ、使える日本語を前提とした出題が多いという。

 2011年夏に実施した、2012年度教員採用試験の最終合格者数は3万2,541人で、ここ数年でもっとも多い最終合格者数となっている。一方、最終選考倍率は5.5倍程度となる見込みで、ここ数年でもっとも低い選考倍率となる見込み。2013年度試験も大都市圏を中心に大量採用が続くと予想される。

 時事通信出版局「教員養成セミナー」編集長の戸田由美氏によると「教員採用試験の一般教養で出題される国語の問題の特徴として日本語検定の出題内容に近い設問が数多く見られ、使える日本語を前提とした出題が多い。」という。

 また、日本語検定委員会主任研究員の山浦秀男氏によると「面接や論文試験では、まず、結論から述べ、後でその理由を説明するという話し方や論述を心がけるとよい。」という。

 教員採用試験は、自治体によってまちまちだが、7~9月に実施するところが多い。子どもを指導する教員の採用試験では「正しい日本語」「使える日本語」が求められている。
《工藤めぐみ》

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