指導者用デジタル教材、中学理科での利用率は36%…ICTツールで1位

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全校的な取組み
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 中学校の授業でもっとも使用されているICTツールは、理科が「デジタル教材」35.9%、社会科が「電子黒板」20.3%であることが、ベネッセ教育研究開発センターの「中学校の学習指導に関する実態調査報告書2012」より明らかになった。

 同調査は、2012年4月~7月、全国の国公私立中学校の主幹教諭・教務主任(3,483名)、理科教員(8,676名)、社会科教員(4,475名)を対象に、学習指導や取組みの実態、新学習指導要領の先行実施の状況や課題などについてアンケート調査を行った。毎年実施しており、報告書には経年比較の結果も掲載している。

 全校的な取組みの実施率について、「家庭学習の指導」96.9%と「生活習慣の指導」95.9%は、ほとんどの学校が実施している。「夏休み中の授業や補習」79.4%、「放課後の補習授業」55.6%、「土曜日の授業や補習」19.7%といった補習は多くの学校が実施している。設置者別にみると、国公立よりも私立の補習実施率が高い。特に「土曜日の授業や補習」は88%の私立で実施している。

 年間の授業時数は、新標準時数「1015時間」が各学年とも約7割である。設置者別にみると、国公立は各学年とも「1015時間」が7割台でもっとも多いが、私立は「1121時間以上」が約6割ともっとも多く、昨年度よりも増加しているという。

 新学習指導要領の全面実施後の取組みの変化について、「言語活動の充実に資する全校的な取組み」は45.6%が増やす予定。教員に関する取組みとして「校内研修」は32.7%が増やす予定としている。

 理科の授業でもっとも使用されているICTツールは「デジタル教材(指導者用)」35.9%、次いで「電子黒板」22.3%、「デジタル教科書(指導者用)」17.7%、「タブレットPC(学習者用)」4.8%の順に多い。どのツールも年間16時間以上活用している割合は1割に満たない。

 一方、社会科の授業でもっとも使用されているICTツールは「電子黒板」20.3%、次いで「デジタル教科書(指導者用)」8.1%、「タブレットPC(学習者用)」4.5%の順に多い。理科よりも使用率や活用頻度が少なく、もっとも使用率の高い「電子黒板」の年間の活用時間をみても16時間以上使用している割合は5.2%である。
《工藤めぐみ》

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