千葉県が市と協働開発「学校から発信する家庭教育支援プログラム」

 千葉県教育委員会では、独自に開発した「学校から発信する家庭教育支援プログラム」における家庭教育支援資料集をホームページで公開している。同資料は、学校を通じてすべての家庭の教育力向上を図ることを目的として作成された。

生活・健康 その他
家庭教育支援資料「保育園・幼稚園編」
  • 家庭教育支援資料「保育園・幼稚園編」
  • 家庭教育支援資料「小学校編」
  • 家庭教育支援資料「中学校編」
  • 家庭教育支援資料「中学校入学生を持つ保護者の皆様へ」
 千葉県教育委員会では、独自に開発した「学校から発信する家庭教育支援プログラム」における家庭教育支援資料集をホームページで公開している。同資料は、学校を通じてすべての家庭の教育力向上を図ることを目的として作成された。3月21日、同資料の活用方法等の参考資料を追加掲載している。

 学校から発信する家庭教育支援プログラム」は、自主的な学習機会への参加が難しい家庭や子どもの教育に関心の低い家庭、子育てに悩む家庭など、すべての家庭の教育力向上を図る目的で開発された。千葉県と市原市が協働して、学校による家庭教育支援に関する研究をすすめて開発した独自の内容となっている。

 同資料には、子どもの心の成長過程、親子の会話の大切さ等の資料や、その活用の仕方などを体系的にまとめている。また、全体の構造図、年間指導計画案、指導のためのプログラム等も掲載されている。

 「家庭教育支援資料」は、保育園・幼稚園編、小学校編、中学校編を掲載。保育園・幼稚園編では0歳児~6歳児の成長の様子や心の育ちの過程が、具体的な行動事例とともに紹介されている。小学校編では、心の成長等のほかに、ゲーム・テレビ等に費やす時間と影響や携帯電話の利用とマナー、健康と食育等、心と身体への影響等もふまえて詳しく紹介されている。また中学校編では、思春期の特徴等を正しく理解して子どもと向き合うよう、保護者に向けたアドバイスを掲載している。

 また、「指導のためのプログラム」は、学校等が保護者向けの指導を実施するための参考資料となっている。同資料には、指導のねらいや具体的な指導方法と留意点などが記載されており、各学校等において学級懇談会での講義資料とするなど、同プログラムの活用を促している。

 なお、「家庭教育支援資料」と「指導のためのプログラム」は、同教委のホームページにPDFファイルが公開されており、誰でもダウンロードが可能だ。
《楠原 恵子》

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