大学図書館で電子書籍の合同実証実験10/1から、東大など8大学参加

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ナビゲーション・システムの検討(イメージ)
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  • 慶應義塾大学メディアセンター
 東京大学など8大学は9月27日、大学図書館における電子書籍の実証実験を10月1日から開始すると発表した。日本の複数の大学による電子書籍の総合的な実証実験は初めて。モニター調査などを通して、大学図書館における電子書籍の利用イメージを明らかにしていく。

 参加大学は、慶應義塾、大阪、神戸、東京、名古屋、奈良先端科学技術大学院、福井、立命館の8大学。2012年度、慶應義塾大学メディアセンター(図書館)の働きかけで「大学図書館電子学術書共同利用実験」が企画され、現在8大学が参加。実験での取組みを拡大させる形で、合同実験を計画した。

 合同実験は、10月1日からの3か月間。専用アプリが搭載されたiPadなどのデバイスを一定期間、各大学10~20人のモニターに貸与して利用してもらい分析。専用アプリの評価、電子書籍で読みたいコンテンツの調査、デバイスによる利用法の違いなども調べる。

 電子教科書の提供・利用実験では、紙の教科書と電子教科書の使い方の違い、授業利用に必要なサービスや機能の評価、理想の教科書像などを調査。授業の変化に対応した新しい教科書モデルを考える上で、電子書籍が担う役割や可能性について検討していく。

 このほか、「ディスカバリーツール」と呼ばれる総合的な情報検索システムの検討、利用者のニーズを把握するための大規模コンテンツ調査なども実施する。

 実験のほか、いくつかの参加大学では、準備が整い次第、学生らに対する電子書籍の閲覧サービスも開始。合同実験後も2014年度まで閲覧サービスを継続する。また、サービスの実用化に向けた出版社との話合いも行うという。

 参加大学では、「設置学部や学生数の異なる国立、私立の8大学が合同で実験することで、大学図書館に共通する電子学術書に対するニーズを明らかにしたい」と期待を寄せている。
《奥山直美》

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