長野県、中学生は朝の部活動を原則行わない…報告書に県民から意見募集

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  • 運動部活動と「運動部活動の延長として行われている社会体育活動」を合わせた活動状況
 長野県中学生期のスポーツ活動検討委員会は11月13日、県教育委員会に対し、10月にまとめた「中学生期のスポーツ活動のあり方」の報告書を提出した。この報告書について、県民からも広く意見を募集している。

 報告書によると、放課後の部活動は夏季は長く、冬季は短いことが多いが、朝の部活動は96.8%の学校が「ほぼすべての運動部が通年で実施」している。朝の部活動に参加するため、7時前には家を出る生徒が80%以上、そのうち20%が6時半より前に家を出ている。朝の部活動を通して技術や体力の向上を実感している生徒が多い反面、睡眠不足を感じている生徒が31%おり、4人に1人は1時間目の授業から疲れを感じているという。

 放課後活動に関しては、86%の学校が平日に学校一斉で「ノー部活デー」などで休養日を設けているが、朝夕ともに休養することができる「完全休養日」を設定している学校は半数以下。また、多くの生徒が運動部活動に加えて、活動時間をより長く確保するために行われる「運動部活動の延長として行われている社会体育活動」でも活動しており、1週間に1日も休養日がない運動部が36%もある。

 これらを受け、今後の方向性として「平日の活動日数は週4日以内、土日は1日以内(完全休養日は週2日以上設ける)」「平日の活動時間は2時間程度、休日の活動は午前午後にわたらない」「原則として朝の部活動は行わない」「『運動部活動の延長として行われている社会体育活動』は見直し、原則として運動部活動へ一本化」が活動基準としてあげられている。また、適切な活動時間を確保するための工夫例として、「冬季に限定し、一定の範囲での朝の活動時間の確保」「中体連主催大会の前など、期間限定による特別練習」などを提案している。

 県ではこの報告書について、12月13日必着で県民からの意見を募集。意見を提出する際は、県のホームページからダウンロードできる意見提出用紙に記入の上、郵送またはFAX、電子メールで、「長野県教育委員会事務局スポーツ課」まで送付する。
《黄金崎綾乃》

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