【高校受験2014】東京都立高校の募集案内公表

 東京都教育委員会は11月19日、平成26(2014)年度東京都立高等学校募集案内をホームページ上に公表した。受験を控えた中学3年生と保護者に学校選択の参考にしてもらおうと、都立高校の種類や入試の日程、方法などを紹介している。

教育・受験 受験
平成26年度入試の日程
  • 平成26年度入試の日程
  • 平成26年度都立高校入試の主な特色(一部)
  • 学力検査問題をグループ・自校で作成する全日制高校
  • 平成26年度入試実施方法一覧(一部)
 東京都教育委員会は11月19日、平成26(2014)年度東京都立高等学校募集案内をホームページ上に公表した。受験を控えた中学3年生と保護者に学校選択の参考にしてもらおうと、都立高校の種類や入試の日程、方法などを紹介している。

 都教委によると、中学生が自分の特性や進路希望を踏まえて広い範囲から進学したい学校を選ぶことができるように、都立高校では学科やコースなどの特色に応じた入試を実施している。

 入試の日程は、推薦入試の入学願書受付が1月22日(水)、集団討論・個人面接・実技検査などが1月26日(日)と1月27日 (月)、合格発表が1月31日(金)。学力検査に基づく入試(第1次募集・分割前期募集)は、入学願書受付が2月6日(木)と2月7日(金)、学力検査が2月24日 (月)、合格発表が2月28日(金)。

 平成26年度入試では、グループで作成した学力検査問題が初めて導入され、「進学指導重点校グループ」に日比谷、戸山、青山、西、八王子東、立川、国立の7校、「進学重視型単位制高校グループ」に新宿、墨田川、国分寺の3校、「併設型中高一貫教育校グループ」に白鴎、両国、富士、大泉、武蔵の5校が分類されている。

 これら15校では、第一次募集・分割前期募集において、グループで作成した国語、数学、英語の学力検査問題が出題される。社会と理科は、都立高校共通問題で行われる。学校によっては、グループで作成した問題の一部を学校独自の問題と差し替えることがあるという。

 このほか、国際高校では、自校で作成した英語の学力検査問題と都立高校共通問題2教科(国語、数学)を実施。定時制でも足立(普通科・商業科)など5校が、自校で作成した学力検査問題を出題する。

 あらかじめ学校が定めた選考資料などに基づき1~2割の合格者を決定する「特別選考」の実施校は20校。募集人員の9割まで男女別の総合成績順で決定したあと、残り1割を男女合同の総合成績で決める「男女別定員制の緩和」を実施するのは36校。第一次(分割前期)募集と第二次(分割後期)の2回に分けて募集する学校は、全日制24校、定時制5校。学力検査を実施せず、面接や作文、実技検査などで選考する学校は、全日制5校、定時制6校、定時制第一次募集8校となっている。

 入試実施方法一覧には、推薦枠の割合、学力検査と調査書の割合、入試の教科や内容など、学校ごとに入試の詳細が記載されている。このほか、ホームページでは応募資格、出願書類一覧、各校が期待する生徒の姿、入学考査料・入学金の額と納付方法、都立高校入試Q&A、都立高校入試に関する相談窓口、都立高校検索サイトなども紹介している。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top