いじめ、前年度より12万件増加…文科省調査

 文部科学省は12月10日、平成24年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果について公表した。いじめについては、昨年度より12万件増え、パソコンや携帯電話を使ったものが増えていることがわかった。

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学校内外における暴力行為発生件数の推移
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 文部科学省は12月10日、平成24年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果を公表した。いじめについては、昨年度より12万件増え、パソコンや携帯電話を使ったものが増えていることがわかった。

 同省では児童生徒の諸問題等について今後の生徒指導施策推進の参考とするため、毎日標記調査を実施。今回は平成24年度の結果をまとめた。

 調査は「暴力行為(国公私立小・中・高等学校)」「いじめ(国公私立小・中・高・特別支援学校)」「出席停止(市区町村教育委員会)」「小・中学校の不登校(国公私立小・中学校)」「高等学校の不登校(国公私立高等学校)」「高等学校中途退学者(国公私立高等学校)」「自殺(学校から報告のあったもの)」「教育相談(都道府県、指定都市、市区町村教育委員会)」の8項目。

 小・中・高校における暴力行為の発生件数は約56,000件で、前年度とほぼ同数で、児童生徒1,000人あたりの発生件数は4.1件。中学校、高校は前年度より減少したが、小学校では前年度より1,121件増加し、8,296件だった。

 いじめの認知件数は198,000件で、前年度の70,000件から128,000件増加した。児童生徒1,000人あたりの認知件数は14.3件で昨年度の2.8倍になった。小・中・高校、特別支援学校ともに増加し、小学校は前年度より84,259件増加し、117,383件、中学校は前年度より32,885件増加の63,634件だった。

 いじめ発見のきっかけは「アンケート調査などの学校の取組みにより発見」が約半数、「本人からの訴え」が15.9%、「学級担任が発見」は12.8%だった。いじめの態様のうち、パソコンや携帯電話などを使ったいじめは7,855件で前年度より4,863件増加。

 いじめの現在の状況で「解消しているもの」の件数の割合は89.4%で前年度より9.2ポイント増加している。都道府県別にいじめの認知件数をみると、1万件以上の認知件数があるのは宮城県、千葉県、東京都、愛知県、鹿児島県だが、8割以上が解消していると回答している。

 小・中学校の不登校児童生徒数は約113,000人で前年度より約4,800人減少。高校の不登校生徒数は58,000人で前年度より約1,300人増加し、中途退学者は約52,000人で前年度より約2,000人減少した。

 小・中・高校から報告のあった自殺した児童生徒数は196人で前年度より6人減少。自殺した児童生徒が置かれていた状況として「いじめの問題」があった生徒は昨年度より2人増加し6人だった。

 詳しい調査の結果はホームページで見ることができる。
《田中志実》

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