台風8号の被災学生に緊急採用奨学金、返還の減額や期限猶予も…日本学生支援機構

 台風8号で被災した世帯の学生に対し、日本学生支援機構は7月10日、奨学金の緊急採用の申込みを受け付けると発表した。奨学金返還者に対しては、減額返還や返還期限猶予の願い出を受け付ける。

生活・健康 その他
台風8号の被害による緊急採用奨学金、減額返還・返還期限猶予の受付
  • 台風8号の被害による緊急採用奨学金、減額返還・返還期限猶予の受付
  • 緊急採用・応急採用奨学金の概要
 台風8号で被災した世帯の学生に対し、日本学生支援機構は7月10日、奨学金の緊急採用の申込みを受け付けると発表した。奨学金返還者に対しては、減額返還や返還期限猶予の願い出を受け付ける。

 対象となるのは、台風8号による大雨などの被害にかかわる災害救助法適用地域の世帯の学生。災害で家計が急変し、緊急採用奨学金を希望する者。7月10日午前10時現在の適用地域は、長野県木曽郡南木曽町。今後、追加される適用地域も対象となる。

 また、災害救助法の適用を受けない近隣地域でも、同等の災害に遭った世帯の学生、勤務先が被災した世帯の学生についても採用できる場合があるという。

 緊急採用奨学金を希望する学生は、在学している学校を通じて申し込む。奨学金は、無利息の「第一種奨学金」、利息付きの「第二種奨学金」の2種類。

 一方、台風8号による災害で奨学金の返還が困難となった災害救助法適用地域の対象者は、「奨学金減額返還願」または「奨学金返還期限猶予願」を日本学生支援機構へ提出する。

 詳細については、日本学生支援機構のホームページを参照。災害救助法の適用地域の追加についても確認することができる。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top