個別指導に特化し、全国に約1,000教室を展開する自分未来きょういくの塾ブランド「ITTO個別指導学院」は、生徒一人ひとりへの対応を重視した学習塾として評価されている。塾の特徴について、ITTO個別指導学院エリアマネージャーの村越美夏氏と横浜潮田校の教育長、福田沙織氏に聞いた。--ITTO個別指導学院では、一人ひとりに合ったオーダーメイドカリキュラムや、マンツーマン指導、生徒と講師との相性が合わなければ講師の変更ができるなどといった特徴がありますね。そのほか、貴塾の魅力を挙げるとしたらどんなところでしょうか。村越氏:生徒に合わせてやる気を引き出すアプローチができるということではないかと思います。カリキュラムだけでなく、宿題の出し方、授業の入り方、面談や声掛けなども一人ひとり異なります。同じ方法をみんなに当てはめるのではなく、その生徒にとって最適と思われる方法を見い出すことを心がけています。福田氏:個別指導塾は、特定の担当講師と生徒との関係に閉じてしまいがちですが、当塾では、講師は担当以外の生徒とも積極的にコミュニケーションをとっています。潮田校には約80人の生徒が通っていますが、講師たちはすべての生徒の名前と顔が一致しています。授業後は送りに出て、お迎えに来られる保護者のお顔も覚えるようにしています。村越氏:生徒を複数の講師の目でトータルに見ていくことが大事だと思っています。成績だけでなく、挨拶や授業の態度など、しつけの部分にも踏み込んで、ダメなことはダメとしっかり言う。講師全員が一丸となって、一人のお子さまを育てる気持ちで接しています。--貴塾には、学校別の合格実績の貼り紙がないことが新鮮でした。村越氏:難関校に何人合格したということよりも、その子にとってもっともよい学校に合格させることが私たちの使命と考えているからです。子どもには個人差があって、なかなか勉強に身が入らない子もいますが、何かのきっかけでスイッチが入って急に頑張るようになる。その瞬間を共有できたとき、この仕事をやっていて本当によかったと思いますね。--教室内のインテリアにもこだわりを感じます。村越氏:児童・生徒が自ら学びたい、ここに来たいと思える環境づくりをしています。カラフルで明るい色の家具や壁紙、木の机、集中力を高めるアロマを焚くなども環境づくりの一環です。--児童・生徒の継続率はいかがでしょうか。村越氏:小学校の3~4年生までに通塾を始め、高校3年生まで通う生徒もたくさんいます。大学進学後、大学生講師として戻ってくる生徒もいれば、ITTOで出会った先生に憧れ、自分も教師になりたいと言って採用面接に来る卒業生もいます。ITTOを自分の居場所と思ってくれているのだと思うと嬉しいですね。