科学研究費補助金の配分、採択件数・額ともに東大が最多

 文部科学省は10月10日、平成26年度科学研究費補助金(補助金分・基金分)の配分について発表した。配分額がもっとも高いのは東京大学、次いで京都大学、大阪大学、東北大学、九州大学、名古屋大学、北海道大学となった。

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研究者が所属する研究機関別 採択件数・配分額一覧
  • 研究者が所属する研究機関別 採択件数・配分額一覧
  • 研究者が所属する「研究機関」種別に見た応募・採択の状況(件数・額)
  • 研究者が所属する「研究機関」種別に見た配分状況の推移
 文部科学省は10月10日、平成26年度科学研究費補助金(補助金分・基金分)の配分について発表した。配分額がもっとも高いのは東京大学、次いで京都大学、大阪大学、東北大学、九州大学、名古屋大学、北海道大学となった。

 科学研究費補助金(補助金分)および学術研究助成基金助成金(基金分)について、厳正な審査を経て、約3万件を新規採択し、総額約1,644億円を配分した。

 研究者が所属する研究機関種別の割合を見ると、前年度と同様、国立大学、私立大学、その他、公立大学の順となっている。研究機関種別のシェアは、私立大学の拡大傾向が続いており、採択件数における私立大学が占める割合は、最近5年間で23.9%から26.1%に上昇する一方、国立大学は57.9%から55.4%に低下している。配分額の推移についても同様の傾向が見られる。

 研究者が所属する研究機関別の採択件数・分配額がもっとも多いのは、東京大学で採択件数3,690件、配分額(間接経費含む)218億8,093万4,000円。2位が京都大学、3位が大阪大学、4位が東北大学、5位が九州大学、6位が名古屋大学(採択件数では7位)、7位が北海道大学(採択件数では6位)となった。私立大学では、慶應義塾大学(採択件数11位)、早稲田大学(採択件数12位)が上位にランクインした。
《工藤めぐみ》

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