小6から中1の間で勉強好きが激減、ベネッセ実態調査

教育・受験 学習

勉強が好きかどうか
  • 勉強が好きかどうか
  • 平日(学校がある日)の家での勉強時間
  • 勉強方法
  • 学習上の悩み
  • 保護者の関わりと子どもの動機づけとの関係
 ベネッセ教育総合研究所は11月19日、「小中学生の学びに関する実態調査」の速報版を発表した。学年が上がるにつれて勉強好きの割合が減少し、特に小学6年生(55.6%)から中学1年生(38.8%)の間で減少幅が大きいことが明らかになった。

 同調査は、全国の小学4年生~中学2年生の子どもとその保護者5,409組を対象に、小中学生の学びや保護者の関わりについて、郵送法による自記式質問紙調査を実施。調査期間は2014年2月~3月。

 勉強が「好き」と答えた小学生は62%に上るが、学年が上がるにつれてその割合は減少。小学4年生では66.8%が勉強が「好き」と回答したが、5年生は62.8%、6年生は55.6%となった。中学1年生(38.8%)になると38.8%と、5割を大きく下回り、小学6年生からの減少幅が大きいことが明らかになった。

 平日の家での平均勉強時間は、小学4年生で1時間12分、小学5年生で1時間26分、小学6年生で1時間30分と学年が上がるにつれて長くなる傾向にある。しかし、中学1年生で1時間23分、中学2年生で1時間25分と、中学1~2年生は小学6年生と比べて短い。成績別にみると、小中学生ともに成績上位層ほど勉強時間が長く、小学生と比べて中学生で「ほとんどしない」と回答した割合が高く、成績下位層では12.6%に上る。

 「成績上位・学習時間短い」中学生は、「成績下位・学習時間長い」中学生と比較して、「何がわかっていないか確かめながら勉強する」で19.9ポイント、「○つけ(答え合わせ)をした後に解き方や考え方を確かめる」で21.4ポイント上回った。つまり、勉強方法を工夫することが、学習効果を上げるうえで重要であるといえる。

 学習上の悩みは、最多が「どうしても好きになれない教科がある」(小学生60.2%、中学生66.3%)、次いで「上手な勉強のやり方がわからない」(小学生39.9%、中学生54.7%)、「やる気が起きない」(小学生39.8%、中学生55.5%)などとなった。

 保護者の子どものへの関わり方について、保護者が子どもに「算数・数学の考え方や解き方の面白さを伝える」家庭では、子どもが学習内容に対する好奇心や関心を動機として学習をする割合は小学生34.9%、中学生35.2%と、そうでない場合の小学生24.4%、中学生23.7%と比較して、10ポイント以上高い。また、「社会のしくみや歴史のできごとの背景を伝える」「生き物や自然の素晴らしさ、不思議さを伝える」といった内発的動機づけ支援をしている家庭では、していない家庭と比べて「内発的動機づけ」によって学習する傾向がみられた。このことから、保護者の関わり方が、子どもの学習動機づけに影響しているようだ。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)