子育てを考慮して住まいを選ぶ際、もっとも重視するのは、住環境が「治安」、住居の条件が「日当たり・風通し」であることが5月8日、野村不動産アーバンネットの調査結果から明らかになった。「子育てしやすさ」でみた現在の住まいの満足度は62.6%だった。 調査は1~2月、子育て世代の住みかえを考える情報サイト「ノムコム with Kids」で、会員である子育て中の男女を対象に実施。393人から回答を得た。 現在の住まいの満足度を「子育てしやすさ」の視点からたずねた結果では、62.6%が「満足」と回答。「賃貸(マンション・アパート)に居住中」の41.7%に比べ、「持ち家マンションに居住中」は74.8%と高い割合を示した。 「子育てを考慮して住まいを選びたいか」という質問には、85.0%が「はい」と回答。「中学生以上」(65.6%)より、「未就学児」(95.2%)や「小学生」(93.5%)の保護者でその傾向が強かった。 子育てを考慮して住まい選びをする際、重視する住環境は「治安が良い」が71.2%ともっとも多かった。そのほかには、「駅やバス停が近い」46.8%、「静かな住環境」43.8%、「買い物施設が近い」42.2%と続いた。 子育てを考慮して住まい選びをする際、重視する住居の条件は「日当たり・風通しがよい」が最多の71.5%。ついで、「収納が多い」47.8%、「耐震性に優れている」42.2%、「防犯・セキュリティーがしっかりしている」41.5%の順に多かった。