文部科学省は5月27日、第2期教育振興基本計画と平成27（2015）年度予算額との関係をホームページに掲載した。平成27年度予算額は、前年度比約562億円増の約4兆5,235億円にのぼる。 第2期教育振興基本計画は、平成25年6月14日付で閣議決定された。第2期計画は3部で構成されており、4つの基本的方向性に基づく8つの成果目標と30の基本施策を掲げている。対象期間は平成25年度～平成29年度の5年間。同省は平成26年12月に概算要求額を発表した。 30の基本施策について主な関連予算が組まれている。国際教育関連では、「国際バカロレア事業への拠出」8,200万円、「グローバル人材の育成に向けたESDの推進」5,700万円、「小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業」7億1,000万円、「社会総がかりで行う高校生留学促進事業」2億9,100万円、「大学等の海外留学支援制度の拡充」91億6,600万円、「スーパーグローバルハイスクール」10億5,200万円、「スーパーグローバル大学等事業」86億7,700万円となった。 また、ICT関連では、「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」に2億4.500万円が新規に計上された。
