ブルンジでの武力衝突、子どもたちへの影響を憂慮

 ユニセフ(国連児童基金)は、ブルンジで続く武力衝突による子どもたちへの影響を憂慮している。25日には子ども1人が銃撃で殺害され、26日には子ども1人が流れ弾に当たって負傷する事態が起こっている。

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【ユニセフ】ブルンジ 武力衝突で8万人超が難民に 子どもたちへの影響を憂慮
  • 【ユニセフ】ブルンジ 武力衝突で8万人超が難民に 子どもたちへの影響を憂慮
◆2015年5月27日 ブルンジ/ナイロビ発
ユニセフ(国連児童基金)は、ブルンジで続く武力衝突による子どもたちへの影響を憂慮している。25日には子ども1人が銃撃で殺害され、26日には子ども1人が流れ弾に当たって負傷する事態が起こっている。

ユニセフは、この武力衝突に関わるすべての人々に対し、ブルンジの子どもたちの安全を確保し保護する義務があること、特に、危険が伴う政治的なデモや活動に子どもたちを巻き込まないことを、繰り返し訴えています」と、ユニセフ東部・
南部アフリカ地域事務所代表のレイラ・パカラは述べています。「ひとりの子どもも、暴力に晒さたり、目撃したりするべきではありません。子どもたちの居場所は、安全で家族とともにいられる場所です。武力衝突の真っ只中ではありません」

子どもの権利の尊重は、ブルンジの国内法および国際法で明示されている。
子どもたちを守り、子どもたちが持つ権利を守ることは、政府と治安部隊が共に有する責任だ。
ブルンジの子どもや若者は、暴力行為を伴う政治的活動に巻き込まれるべきではなく、どのような状況下であっても戦闘に動員されるべきではないだろう。

およそ8万4,000人のブルンジの人々が、周辺国のタンザニアやルワンダ、コンゴ民主共和国などへ難民として逃れている状況だ。その3人に2人は女性と子どもたちだという。
ユニセフは他の国際機関やパートナー団体とともに、避難しているブルンジの子どもたちや家族を支援している。

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《タビル編集部》

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