厚労省、合計特殊出生率を再計算…東北大「本当の都道府県ランキング」発表

 東北大学は6月24日、「合計特殊出生率 本当の都道府県ランキング」を発表した。厚生労働省が公表する合計特殊出生率に問題点があるとして、再計算。島根県が3位から2位に浮上するなど、都道府県別の順位に変動があった。

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平成26年合計特殊出生率の都道府県ランキングの比較
  • 平成26年合計特殊出生率の都道府県ランキングの比較
  • 都道府県別の合計特殊出生率(平成26年)の再計算結果
 東北大学は6月24日、「合計特殊出生率 本当の都道府県ランキング」を発表した。厚生労働省が公表する合計特殊出生率に問題点があるとして、再計算。島根県が3位から2位に浮上するなど、都道府県別の順位に変動があった。

 同大によると、同省が毎年発表する都道府県別の合計特殊出生率は、全国と都道府県で計算方法が異なるため、単純に比較できないという問題点があるという。

 そこで、同省が6月に公表した平成26年の合計特殊出生率について、全国の値と比較できる平成26年版の都道府県別合計特殊出生率を独自に再計算。結果を公表した。

 同大が再計算した結果では、同省の発表で合計特殊出生率が全国平均1.42以下とされていた13都道府県のうち、青森県、岐阜県、兵庫県の3県が、実際は全国平均を上回ることが判明した。

 これにより、都道府県順位も入れ替わった。島根県は3位から2位、鳥取県は8位から6位、福井県は12位から9位、岐阜県は35位から24位へ浮上した。1位の沖縄県、最下位の東京都には変動がなかった。
《奥山直美》

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