慶大、英国のMOOCs配信事業体FutureLearnに参加

 慶應義塾大学は7月30日、英国のMOOCs(Massive Open Online Courses)配信事業体FutureLearnと配信協定を締結、正式に参加機関となったことを発表した。2016年6月より、英語による学習者を対象としたコンテンツをFutureLearnから配信するという。

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 慶應義塾大学は7月30日、英国のMOOCs(Massive Open Online Courses)配信事業体FutureLearnと配信協定を締結、正式に参加機関となったことを発表した。2016年6月より、英語による学習者を対象としたコンテンツをFutureLearnから配信するという。

 FutureLearnは、英国のOpen Universityが2013年に配信開始した、オンライン教育配信事業体。トップ大学やブリティッシュ・カウンシル、大英博物館、大英図書館と連携しており、2015年7月現在、同大を含めた69機関が参加している。多彩なコースが用意されており、多くの講義が英語で無料提供されている。

 同大のデジタルメディア・コンテンツ統合研究センター副所長の大川恵子教授は、今回のFutureLearnでの講義配信について「大学教育が今後提供していくべき新しい柔軟な学びのスタイルの実現の大きなステップになると確信している」という。

 同大では、2016年6月より順次、英語による学習者を対象としたMOOCsコンテンツをFutureLearnから配信する。現在は、「最初期(8世紀)から明治時代までの日本の書物の歴史」「現代日本のサブカルチャーとその研究方法」の2つのコンテンツを製作している。講義はすべて無料で配信され、修了後にはFutureLearnから修了証書(有料)を受けることができる。申込みは2016年3月以降に開始予定だという。
《外岡紘代》

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