【全国学力テスト】平均正答率1位は…小学校が秋田、中学校が福井

 文部科学省が8月25日に発表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果によると、全科目の平均正答率トップは、小学校が秋田県、中学校が福井県であることが明らかになった。

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教科の調査結果
  • 教科の調査結果
  • 各科目の平均正答率(%)小学校、上位5位・下位5位
  • 各科目の平均正答率(%)中学校、上位5位・下位5位
  • 指導改善のポイント(理科)
 文部科学省が8月25日に発表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果によると、全科目の平均正答率トップは、小学校が秋田県、中学校が福井県であることが明らかになった。

 都道府県別の平均正答率をみると、小学校は秋田県が国語A・Bと算数A・B、全科目平均で1位、富山県が理科で1位。中学校は秋田県が国語A・Bで1位、福井県が数学A・Bと理科、全科目平均で1位となった。

 全国学力テストの結果を高校入試の内申点評価に利用することとなった大阪府では、中学校の平均正答率の全国平均との差が前年度の-2.1から今回-1.5となり、学力が底上げされた。

 教科別の結果をみると、国語は「筆者の意図や思考を想定しながら文章全体の構成や工夫を捉えること」「根拠を明確にして書くこと」「自分の考えを具体的にまとめること」に課題がある。

 算数・数学は「基準量、比較量、割合の関係を捉え、基準量を求めること」「数学的な表現を用いた理由の説明」に課題がある。

 理科は「実験の結果を示したグラフを基に定量的に捉えて考察すること」「実験結果を基に自分の考えを改善すること」「実験結果を数値で示した表から分析して解釈し、規則性を見出すこと」「課題に正対した実験を計画することや考察すること」に課題があるという。

 国立教育政策研究所は、各教科の調査結果をもとに指導改善のポイントをまとめ、ホームページに掲載している。
《工藤めぐみ》

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