合格率3.14%、現役学生約7割…H27司法試験予備試験の最終合格者発表

 法務省は11月5日、平成27年司法試験予備試験の最終結果を発表した。合格者の受験番号は、同省ホームページに掲載されている。出願者12,543人のうち最終合格者数は前年度比38人増の394人、合格率は3.14%。合格者の平均年齢は27.36歳、現役学生の割合は約7割となった。

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最終合格者の職業
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  • 口述試験の結果
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 法務省は11月5日、平成27年司法試験予備試験の最終結果を発表した。合格者の受験番号は、法務省ホームページに掲載されている。出願者12,543人のうち最終合格者数は前年度比38人増の394人で、合格率は3.14%。合格者の平均年齢は27.36歳で、現役学生の割合は約7割となった。

 司法試験予備試験は、法科大学院を経由しない者にも法曹資格を取得する途を確保するために設けられた。法科大学院課程修了者と同等の学識および応用能力、法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定する試験で、短答式試験・論文式試験・口述試験が行われる。合格すると、司法試験を受験する資格を与えられる。受験資格や受験回数の制限はない。

 平成27年は、短答式試験が5月17日、論文式試験が7月11日・12日、口述試験が10月24日・25日に行われた。平成27年の出願者数は12,543人、前年度より79人減となった。短答式試験受験者は10,334人、短答式試験合格者は2,294人、合格者の平均点は187.5点。論文式試験は2,209人が受験し、合格者数は428人、合格者の平均点は199.73点。口述試験(最終)合格者は394人であった。

 最終合格者394人のうち、男性は354人(89.85%)、女性は40人(10.15%)。合格者の最低年齢は20歳、最高年齢は65歳、平均年齢は27.36歳。職種別にみると、最終合格者は大学生がもっとも多く156人(39.59%)、ついで法科大学院生137人(34.77%)、無職35人(8.88%)、会社員28人(7.10%)、公務員14人(3.55%)、その他11人(2.79%)、法律事務所事務員・塾教師 各2人(各0.50%)、教職員・法科大学院以外大学院生各1人(各0.25%)の順に多かった。現役学生が74.61%を占める結果となった。

 なお、平成28年司法試験は、短答式試験を5月15日、論文式試験を7月9日・10日、口述試験を10月22日・23日に実施する。
《黄金崎綾乃》

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