6月1日は、経団連の新卒採用指針で定められた就職活動の面接・選考の解禁日。アイデム人と仕事研究所の調査によると、解禁日前の5月1日時点で、83.3%の学生が面接・試験段階に進んでおり、すでに内定を獲得している学生は23.2%いるという。 企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営するアイデムは、2017年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女672名を対象に調査を実施。調査期間は5月1日~5日。 5月1日時点の就職活動の進捗状況について、各活動段階に到達した学生の割合を見てみると、「面接・試験段階」83.3%、「内定獲得段階」23.2%。前年同月に比べ、面接試験段階が8.2ポイント、内定獲得段階が6.8ポイント高く、前年よりも進捗が早いようだ。 第一志望企業の選考段階は、「エントリー・応募し始めた段階」が35.6%ともっとも多く、「面接や試験など、選考を受けている段階」30.1%、「第一志望の企業はない」15.6%、「エントリーする前の準備をし始めた段階」11.6%、「内定を獲得した段階」7.1%が続いた。 アイデム人と仕事研究所の岸川宏所長は、「面接選考や内定獲得に至る進捗の早さが感じられ、昨年度の調査に比べて『ひと月分先行』している状況だ。しかし、学生が第一志望としている企業に限って見ると、多くがエントリー段階(35.6%)や選考段階(30.1%)で、内定獲得者は多くない。6月の選考解禁を機に、内定を獲得し就活を終了する学生が一気に増加するのではないか」と分析している。 マイナビは6月1日、2018年以降卒業予定の大学・大学院・短大・高専・専門学校・留学生向けインターンシップ・就職情報サイト「マイナビ2018」をオープン。インターンシップ情報の提供と応募受付を開始した。採用情報の公開および企業へのエントリー受付は、2017年3月以降に開始予定。
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