日本科学未来館は、アジア・太平洋の6か国の科学館で選ばれたシナリオをもとに、女子中高生を対象にした館内ジオ・コスモスに映し出す映像作品を作るワークショップ「Picture Happiness on Earth」を8月に開催する。 日本科学未来館は、2015年からアジア・太平洋地域6か国の科学館で「幸せってなんだろう?」をテーマにした、シナリオを作るワークショップを実施している。現地の中高生がさまざまな科学データを活用しながら、それぞれが考える幸せの形をシナリオに表現する。 ワークショップ「Picture Happiness on Earth」では、各科学館のベスト1のシナリオをベースに、クリエーターの指導のもと3日間で数分間の映像作品を作る。ワークショップは3日間で、3つある日程の中から選択する。3つの日程ごとに2チーム・計6チームが、チームごとに1つの作品を作成する。科学データを使った論理的な考え方や伝え方を学びながら、参加者がお互いの価値観を共有し、100億人が暮らす地球の幸せの形を一緒に探っていくという。 作画ソフトやプログラミング未経験者でも、スタッフやクリエーターがわかりやすくサポートしてくれる。完成した作品は、館内の直径6メートルの地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」の常設コンテンツとして上映される。11月には、シナリオを担当した6か国の中・高校生を招き、日本語と英語でプレゼンテーションを行う。英語のプレゼンテーションは、ブルームバーグL.P.の社員による英語研修を予定している。 ワークショップは3日間。8月19日・20日・27日、8月19日・21日・28日、8月19日・22日・29日の、3つある日程の中から選択する。プレゼンテーションは11月19日と11月20日の2日間。ワークショップとプレゼンテーション5日間の開催日すべてに参加できることが応募条件となる。 参加対象は女子中高生。OECDの報告でも日本の女子が理数科へ進む割合は14%と、他国の先進国に比べても圧倒的に低い状況である。この状況を踏まえ、女子のSTEM教育(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学の略)へのきっかけづくり、および理系のキャリアビジョンの設定という理由から、対象を女子中高生にしているという。 募集は90名程度。応募は科学未来館Webサイト内の応募フォームに必要事項を記入のうえ申し込む。応募多数の場合は、応募内容をもとに選考する。応募条件などの詳細はWebサイトで確認できる。参加無料。◆ワークショップ「Picture Happiness on Earth」日程:(日程A)8月19日(金)・20日(土)・27日(土)(日程B)8月19日(金)・21日(日)・28日(日)(日程C)年8月19日(金)・22日(月)・29日(月)時間:A~Cとも各日10:00~18:00会場:日本科学未来館参加対象:女子中学生・女子高校生、もしくは13~18歳の女性募集:90名程度。応募多数の場合は応募内容をもとに選考。7月6日(水)応募者全員に選考結果をメールで通知参加申込み:科学未来館Webサイト内の応募フォームに必要事項を記入のうえメールで申し込む申込締切:7月19日(火)24:00参加費:無料【プレゼンテーション】日程:練習11月19日(土)/本番11月20日(日)※時間未定会場:日本科学未来館※ブルームバーグL.P.の社員による英語研修を実施予定※編集注:申込み受付期間延長につき、申込締切日情報を7月19日(火)24:00に更新しました(2016/7/4更新)