阪大、2017年より全学年に「4学期制」導入…大学で広がる学期改革

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 大阪大学は11月8日、平成29年4月より全学年を対象に「4学期制」を導入すると発表した。4学期制へ移行することで、柔軟な履修計画が可能になり、留学のチャンスが広がる。先行して早稲田大学は2013年度から、慶應義塾大学は2014年度から4学期制を導入している。

 大阪大学は、グローバル人材を育成する教育を実現するための制度改革の一環として、多様な学修体験の機会を確保できるよう学事暦を「柔軟化」し、4学期制を導入する。平成29年度のターム科目導入予定数は、学部・大学院を合わせて約180科目(9月末日現在)。今後、各学部・研究科のカリキュラムの方針に沿って導入科目数が決まる。

 現行の2学期制から4学期制へ移行することで、従来の半分の期間(8週間)で完結する「ターム科目」が開講される。ターム科目のうち、週2回開講する科目では、集中的に学ぶ機会が増える。また、履修登録の機会が2回から4回に増えることで履修の選択肢が広がり、柔軟な履修計画が可能となる。学期や休業期間を組み合わせれば、海外留学やインターンシップ、ボランティア活動がしやすくなるという。

 他大学の4学期制導入について、早稲田大学は、創立150周年(2032年)に向けた中長期計画「Waseda Vision 150」の一環で、2013年度から「クォーター制」を導入。海外留学生の受入れや日本人学生の海外留学が活発化が期待できるとしている。

 慶應義塾大学は、2014年度から4学期制と2学期制を併用した学事日程を導入。これに対応して湘南藤沢キャンパス(SFC)も2014年度から春学期と秋学期のそれぞれ前半・後半にそれぞれ科目を配置する新カリキュラムをスタートした。

 また、東京大学は2015年度に全学部で4ターム制を導入。立教大学は2015年度から4学期制を一部の学部で試験導入し、2016年度に全学に展開した。

 今後、一橋大学は学士課程プログラムを改変し、2017年度より4学期制を導入予定。現行の夏学期と冬学期がそれぞれ二分化され、4月から「夏1学期(仮称、以下すべて仮称)」と「夏2学期」を開始。「冬学期(あるいは秋学期)」は現行よりも早い9月20日前後から開始され、11月の初頭までが「冬1学期」、その後1月の初頭までが「冬2学期」となる予定。また、明治大学は2017年度より全学一斉に1コマ100分を基本とする新たな授業時間割や2学期4ターム制を全学一斉に導入する。いずれの大学も4学期制の導入による柔軟な履修計画や国際化の促進を期待している。
《工藤めぐみ》

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