新学術領域研究のH28年度評価…中間は東北大、事後は東大が最高評価

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 文部科学省は1月13日、平成28年度科学研究費助成事業「新学術領域研究(研究領域提案型)」に係る中間・事後評価について公表した。中間評価では東北大学ニュートリノ科学研究センター、事後評価では東京大学理学部による研究領域が、最高評価であるA+評価を受けた。

 新学術領域研究(研究領域提案型)は、多様な研究者グループにより提案された日本の学術水準向上・強化につながる新たな研究領域について、共同研究や研究人材の育成、設備の共用化などの取組みを通じて発展させることを目的とした研究種目。研究領域の設定期間は5年間で、設定後3年度目に中間評価を、終了年度の翌年度に事後評価を実施している。

 評価に係る調査は、人文・社会系、理工系、生物系、複合領域の各委員会が書面、ヒアリングおよび合議により行う。評価は5段階あり、研究領域の設定目的に基づき「期待以上の進展が認められる」A+評価、「期待どおりの進展が認められる」A評価、「おおむね期待どおりの進展が認められるが、一部に遅れが認められる」A-評価、「研究が遅れており、今後一層の努力が必要である」B評価のほか、「研究成果が見込まれないため、研究費の減額または助成の停止が適当である」C評価となっている。

 平成28年度の中間評価対象は20研究領域。A+評価とされたのは、東北大学ニュートリノ科学研究センター(代表者:井上邦雄教授)による「宇宙の歴史をひもとく地下素粒子原子核研究」の1研究領域のみ。そのほか、A評価は15研究領域、A-評価は4研究領域だった。B評価およびC評価は該当なし。

 事後評価は20研究領域が対象。東京大学理学部(代表者:浅井祥仁教授)による「先端加速器LHCが切り拓くテラスケールの素粒子物理学~真空と時空への新たな挑戦」がA+評価を受けた。そのほか、A評価は14研究領域、A-評価は4研究領域だった。

 事後評価もB評価およびC評価は該当なしだったが、山梨大学大学院総合研究部(代表者:鳥養映子教授)による「超低速ミュオン顕微鏡が拓く物質・生命・素粒子科学のフロンティア」が評価保留となった。翌年度、事後評価が実施される。

 文部科学省Webサイトでは、各研究領域についての領域代表者による報告、科学研究費補助金審査部会における所見を掲載している。
《黄金崎綾乃》

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