約4割の母親が、スマホやタブレットは小学生以下から自由に使わせてもいいと考えていることが、学研プラスが運営するプログラミングスクール「Gakken Tech Program」の調査からわかった。用途としてはコミュニケーションや情報収集ツールとしての利用を望む声が多かった。 「子どものスマホ・パソコン事情」に関するアンケートを実施したのは、学研プラスが運営する小・中学生向けプログラミングスクール「Gakken Tech Program」。子どもを持つ30代~40代の女性を対象に、221人の回答を得た。調査実施日は6月30日。インターネット調査にて実施した。 子どもにいつから自由にスマホやタブレットを使わせてもいいか、また、すでに使っている場合は使い始めた年齢をたずねると、「中学生」とする回答が19.9%が最多。ついで「高校生」16.7%、「幼稚園・保育園」14.5%、「小学校5~6年生」12.7%となった。 一方、パソコンについては、「中学生」20.8%、「小学校5~6年生」13.1%、「高校生」12.7%、「小学校3~4年生」12.2%という結果。学研は、操作が複雑なパソコンは、幼稚園・保育園には難しいという判断のようだと分析している。 どんなときに子どもにスマホやタブレットを使わせているかを聞くと、「外出先で子どもを静かにさせたいとき」「子どもが自分から使いたいと言ったとき」「周囲に迷惑をかけたくないとき」が上位となった。パソコンやスマホ、タブレット使用についての不安や悩みでは、「視力低下」が6割以上。「依存症になってしまう」「有害サイトを見てしまう」「親の知らない人とコミュニケーションできてしまう」「勉強がおろそかになる」なども多い。 パソコンやスマホをどのような目的に使ってほしいかを聞くと、「家族とのコミュニケーション・連絡手段」がもっとも多く、「本人が興味を持つ分野についての情報収集」「学校や塾での勉強の課題作成や情報収集」「友人とのコミュニケーション・連絡手段」なども上位となった。デジタルでのコミュニケーションを重視しているようすや各種の情報収集ツールとして使ってほしいという希望がうかがえた。