プログラミング教育の現状、ICT CONNECT 21赤堀会長が示す課題

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 ICT CONNECT 21の赤堀侃司会長による「プログラミング教育の現状についての考察」が、「教育テスト研究センター年報 第2号 2017年7月」にて発表された。教育テスト研究センターWebサイト上でも公開されており、誰でも閲覧できる。

 教育テスト研究センターでは、最新の教育・テストに関する研究発表論文を掲載した年報を刊行している。2017年報の第2号では赤堀侃司(かんじ)会長のほか、筑波大学の相川充博士、CRET連携研究員で相模女子大学の加藤由樹准教授など、多数の有識者による2016年度の研究成果がまとめられている。

 赤堀侃司会長は「プログラミング教育の現状についての考察」として、いくつかの文献を引用・参考にしながら昨今のプログラミング教育について解説。将来の職業の変化とプログラミング教育、STEM教育とプログラミング教育、プログラミング教育の教材と実践などについて、赤堀会長の解説を加えながら記した。

 たとえば、STEM教育とプログラミング教育という項目では、赤堀会長がオーストラリア・ケアンズ市で訪問した小学校の授業を紹介。その小学校では菜園にて、STEM教育の1つである「キッチン・ガーデン・プロジェクト」という循環システムを学習するプロジェクトを行なっていた。このプロジェクトのプロセスなどを紹介しながら、プログラミング教育とSTEM教育の関連について解説している。

 プログラミング教育を実施するうえでの課題としては、カリキュラムの開発や指導案の作成プログラミングミング教育の支援員(メンター)の確保部活動の質的転換などを指摘。部活動の質的転換では、活発とは言えない状況の中高等学校におけるパソコンクラブについて、小学校のプログラミング教育の必修化を契機に、質的変換を図ることが期待されるとした。

 赤堀会長は論文の中であげた課題について、すべて実現可能性のある内容ばかりだとして、教育機関が連携して解決してほしいと述べている。
《黄金崎綾乃》

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