【2017年重大ニュース-教育ICT】渋谷区の躍進、VR技術の教育進出…EDIXは関西へ

 教育ICTに関わるニュースのなかから、リセマムが選ぶ2017年の「暮らし」重大ニュースを発表する。

教育ICT 先生
リセマムが選ぶ、2017年の重大ニュース<教育ICT>
  • リセマムが選ぶ、2017年の重大ニュース<教育ICT>
 加速する教育現場でのICT活用。ノートパソコンやタブレットをはじめ、近年はVR(Virtual Reality)や人工知能(AI)技術を生かした授業展開も見られるようになってきた。2020年までにすべての小中学校、高校で1人1台のPC環境や無線LAN環境の整備も目標とされており、デジタルネイティブ世代の学びを支える国や企業、地域、そして保護者の取組みが注目されている。

2017年を振り返る 教育ICT 重大ニュース



 教育ICTに関わるニュースのなかから、リセマムが選ぶ2017年の「教育ICT」重大ニュースを発表する。なお、リセマムでは、おもに中学受験を控える小学生向けに、中学入学試験「社会」でねらわれやすい時事問題を紹介している。重大ニュースとあわせ、2017年はどのような年だったかを振り返る参考にしていただければ幸いだ。

渋谷区、1人1台タブレット導入へ…区立の全小中学校対象


https://resemom.jp/article/2017/02/16/36571.html
 東京都渋谷区は2017年、区立の全小中学校において児童・生徒・教師に1人1台のタブレットを配備する「渋谷区モデル」を導入。学習や校務などをすべてクラウド化し、家庭へ持ち帰るなど、全国初の取組み。2017年は渋谷区と企業、地域が連携した教育施策が取り上げられることが多く、9月にはNTTドコモのLTE回線が採用されたことが発表された。渋谷区では、9月から渋谷区内の全小中学校の児童生徒と教師の約8,800人がタブレット環境で学んでいる。

講談社、松田町の小中学校へ電子書籍配信


https://resemom.jp/article/2017/10/25/41028.html
 講談社は、神奈川県足柄上郡松田町と「学校教育環境の充実」に関する包括連携協定を締結し、小中学校への電子書籍配信サービス「みんなのブッククラブ」の提供をスタート。松田町と講談社は、8月に「学校教育環境の充実」に関する包括連携協定を締結。第一弾プロジェクトとして、講談社は小学校5~6年生と中学校1~3年生を対象に、毎月10冊程度の電子書籍を月替わりで提供する。

未来のカギは考え・まとめ・表現できる子…日本STEM教育学会設立記念シンポジウム


https://resemom.jp/article/2017/10/14/40836.html
 今年、教育テスト研究センター(CRET)は日本STEM教育学会(JSTEM)を設立した。これからのSTEM教育のあり方を考え、海外の学会とも連携し、21世紀社会に必要な資質・能力の育成に寄与することを目指している。これまでの世界におけるSTEM教育の流れ、日本における状況などを踏まえ、これからの日本におけるSTEM教育の在り方などを模索する。

360Channel、VR技術を学校教育へ…中学社会科で研究授業


https://resemom.jp/article/2017/11/21/41476.html
 360Channelは、総合VRプロデュース事業「VR PARTNERS」においてVR技術を活用した新たな学校教育モデルの創出に参画したと発表した。平成29年9月27日には、すでに愛知県内の中学校でVR技術を活用した研究授業を実施している。教育分野におけるVR技術の活用は、今後ますます勢いづくことが予想される。

パブコメでここが変わった…学校の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」


https://resemom.jp/article/2017/10/19/40915.html
 平成29年10月18日に策定された「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」。教育ICTが加速する教育現場で、校務や学習に使われる「教育情報」をどのように扱うべきかという、ひとつの指針が示された形だ。7月4日付けで実施したガイドライン案に係るパブリックコメント(意見公募手続)には192件の意見が寄せられ、文部科学省Webサイトでその結果が公表された。パブリックコメントによる修正、追加が反映されたポイントを調査した記事。リセマムでは、教育のICT化が進むなか、学校におけるセキュリティをどのように捉え、扱っていけばよいか、北海道大学情報基盤センターの重田勝介准教授に話を聞いている

初のEDIX関西が開幕、11/15-17 300社出展・2万人の来場見込む


https://resemom.jp/article/2017/11/15/41357.html
 第1回「関西 教育ITソリューションEXPO(EDIX関西)」が、大阪府大阪市のインテックス大阪で2017年11月15日に開幕した。EDIXは、業務支援システム、ICT機器、デジタル教材、eラーニング、各種学校向けサービスなどが一堂に展示される教育分野の国内最大の専門展。これまでは東京で開催していたが、教育ICT熱の高まりを受け、2017年からは関西開催を決定。リセマムも現地に赴き、西日本のようすを取材した。11月20日に発表された来場者数によると、開催3日間合計の来場者数は9,842人だった。
《編集部》

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