男性の育児休業、女子学生の半数以上「すごくかっこいい」

 「育児休業を取得する男性」について、「すごくかっこいい」と感じる女子学生が初めて5割を超えたことが2018年1月30日、「大学生のライフスタイル調査」の結果からわかった。「育児休業を取得する男性」を「すごくかっこいい」と感じる男子学生は38.8%にとどまった。

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 「育児休業を取得する男性」について、「すごくかっこいい」と感じる女子学生が初めて5割を超えたことが2018年1月30日、「大学生のライフスタイル調査」の結果からわかった。「育児休業を取得する男性」を「すごくかっこいい」と感じる男子学生は38.8%にとどまった。

 「大学生のライフスタイル調査」は、マイナビと法政大学キャリアデザイン学部による共同調査。2017年11月29日~12月25日、「マイナビ2019」会員である2019年卒業予定の大学生と大学院生を対象に実施。4,640人から有効回答を得た。

 「子育てに専念するため育児休業を取得する男性」について、「すごくかっこいい」と感じる女子は53.4%。2017年卒45.4%、2018年卒49.0%と年々上昇し、今回の調査で初めて半数を超えた。一方、「子育てに専念するため育児休業を取得する男性」を「すごくかっこいい」と感じる男子は38.8%にとどまった。

 「子育てに専念するため育児休業を取得する女性」を「すごくかっこいい」と感じる割合は、女子51.8%、男子56.0%だった。厚生労働省による2016年度雇用均等基本調査によると、男性の育児休業取得率はわずか3.16%。マイナビでは「まだまだ低く、男子にとっては自分が育児休業を取得することに現実味を感じにくい面があると言える」と分析している。

 「育児休業を取って積極的に子育てしたい」と回答した割合は、男子が前年比2.1ポイント増の38.7%、女子が前年比4.1ポイント増の65.1%。男子は、2016年卒以降毎年少しずつ増加している。女子は、2014年卒の調査開始以降少しずつ減る傾向にあったが、2019年卒で増加に転じた。

 結婚後の仕事について、「夫婦共働き」を希望する割合は、男子が前年比0.8ポイント減の48.7%、女子が前年比3.8ポイント増の69.5%。「おもに自分または相手の収入のみで生活するのが望ましい」という専業主婦志向は、男女とも前年より減少した。「子どもができたら仕事をやめて子育てに専念したい」という女子は、前年より4.7ポイント減の10.0%であった。

 このほか、「毎晩遅くまで残業し、トップの成績をあげている」働き方について、「すごくかっこいい」と感じる割合は前年より減少。「時間内に仕事を終え、一切残業しない」働き方を「すごくかっこいい」と感じる割合は前年より増加した。

 なお、「大学生のライフスタイル調査」の結果の詳細は、マイナビの新卒採用サポネットで公開している。
《奥山直美》

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