大麻検挙、H29年は過去最多の3,008人…高校生53人

 平成29年の薬物事犯検挙人員は1万3,542人で、このうち大麻事犯検挙人員は3,008人と過去最多だったことが、警察庁が平成30年4月12日に発表した「平成29年における組織犯罪の情勢」より明らかになった。中学生で2人、高校生で53人、大学生で55人が大麻事犯で検挙された。

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人口10万人あたりの大麻事犯検挙人員の推移
  • 人口10万人あたりの大麻事犯検挙人員の推移
  • 大麻事犯年齢別検挙人員の推移
  • 大麻の初回使用年齢層構成比率(対象者535人)
  • 初めて大麻を使用した経緯(対象者535人)
  • 初めて大麻を使用した動機(対象者535人)
 平成29年の薬物事犯検挙人員は1万3,542人で、このうち大麻事犯検挙人員は3,008人と過去最多だったことが、警察庁が平成30年4月12日に発表した「平成29年における組織犯罪の情勢」より明らかになった。若年層を中心に増加しており、中学生で2人、高校生で53人、大学生で55人が大麻事犯で検挙された。

 平成29年の薬物事犯検挙人員は1万3,542人と、近年横ばいが続いている。このうち、覚醒剤事犯検挙人員は1万113人とわずかに減少が続いている。一方、大麻事犯の検挙人員は、平成20年から29年の過去10年をみると、平成21年をピークに減少傾向にあったが、平成26年に増加に転じ、平成29年の大麻事犯の検挙人員は前年比472人増の3,008人で、過去最多となった。

 大麻事犯検挙人員は、中学生が前年と同数の2人、高校生が前年比21人増の53人、大学生が前年比15人増の55人。大麻事犯の人口10万人あたりの検挙人員を年齢層別にみると、20歳未満が4.1人、20歳代が9.4人、30歳代が6.8人、40歳代が1.8人、50歳以上が0.3人で、20歳代がもっとも多かった。近年、人口10万人あたりの検挙人員が50歳以上では近年横ばいで推移している一方、そのほかの年齢層では増加傾向にあり、特に若年層を中心とした増加が顕著だった。

 警察庁が平成29年10月1日から11月30日までの間に大麻取締法違反で検挙された535人を対象に実施した大麻乱用者の実態に関する調査結果によると、対象者が大麻を初めて使用した年齢は、「20歳未満」が195人(36.4%)、「20歳代」が211人(39.4%)、30歳代が45人(8.4%)、40歳代が12人(2.2%)。平均年齢は21.9歳、最年少は12歳(3人)だった。

 また、大麻を初めて使用した経緯は、「誘われて」341人(63.7%)が、「自分から求めて」121人(22.6%)を上回った。初めて使用した年齢が若いほど、誘われて使用する比率が高かった。その時の動機については、「好奇心・興味本位」が54.9%を占めた。年齢層別では、20歳未満および20歳代は「その場の雰囲気」と回答した者が10%台いたことから、警察庁は若年層の大麻利用について「周囲に影響される傾向にある」と分析している。
《工藤めぐみ》

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