学校図書費、H29年度平均予算は小学校42万円・中学校58万円

 全国学校図書館協議会(全国SLA)は、平成29年度(2017年度)学校図書館整備施策の実施状況について調査結果を公表した。平成29年度予算における1校あたりの平均図書費は、小学校42万895円、中学校58万4,940円。学校司書は、35.8%の市区町村教育委員会で未配置だった。

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 全国学校図書館協議会(全国SLA)は、平成29年度(2017年度)学校図書館整備施策の実施状況について調査結果を公表した。平成29年度予算における1校あたりの平均図書費は、小学校42万895円、中学校58万4,940円。学校司書は、35.8%の市区町村教育委員会で未配置だった。

 学校図書館整備施策の実施状況は、全国SLAなどが平成29年5月、全国1,741の市区町村教育委員会と47の都道府県教育委員会を対象に悉皆調査を実施。1,027の市区町村教育委員会(平成30年2月20日現在)と37都道府県教育委員会(平成29年9月15日現在)から回答を回収した。

 平成29年度予算における1 校あたりの平均図書費は、小学校42万895円、中学校58万4,940円。平成28年度図書予算との比較では、小学校と中学校の合算で「減額」が31.4%、「増額」が22.8%、「同額」が43.1%だった。

 平成28年度と比較した学校図書館用新聞購読状況は、「前年と同数」が小学校54.8%、中学校55.3%。「学校ごとに異なる」が小学校31.6%、中学校30.0%。「1紙増えた」は小学校3.7%、中学校4.0%、「2紙以上増えた」は小学校0.9%、中学校1.3%であった。

 学校図書館の図書を更新するために利用できない古い図書の廃棄を「積極的に勧めている」は5.4%、「勧めている」は38.0%と、4割にとどまり、50.6%は「特に勧めてはいない」とした。

 学校司書(名称にかかわらず学校図書館を担当する教員以外の職員、有償ボランティアを除く)を「すべての小・中学校に配置している」と回答した市区町村は52.4%。このうち、22.8%は複数校兼務の学校司書を含まず、専任者を配置している状況にあった。

 一方、「学校司書は配置していない」は35.8%、「一部の小・中学校に配置している」は11.5%。学校司書が配置されていない学校図書館の運営状況では、「司書教諭または教員だけで運営」が55.5%を占めた。

 配置されている学校司書の雇用形態は、「臨時・嘱託など」が83.1%ともっとも多く、「正規および臨時・嘱託の両方がいる」6.7%、「民間の業者などの委託や派遣」5.9%、「公共図書館の職員が学校司書を兼務」2.7%と続いた。「正規の職員(フルタイム)」は1.8%だった。

 市区町村教育委員会と都道府県教育委員会の調査結果一覧は、全国SLAのWebサイトにおいてPDF形式で公開されている。
《奥山直美》

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