大学入学共通テスト、英語民間試験の配点は「2割以上」

 国立大学協会は平成30年6月12日、大学入学共通テストで導入する英語認定試験と国語の記述式問題について、活用する際の参考例を公表した。最終的には学大学・学部で判断すべきだとしている。

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国立大学協会「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験および記述式問題(国語)の活用にあたっての参考例等について」
  • 国立大学協会「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験および記述式問題(国語)の活用にあたっての参考例等について」
  • 各資格・検定試験とCEFRとの対照表
  • 国立大学協会
 国立大学協会は平成30年6月12日、大学入学共通テストで導入する英語認定試験と国語の記述式問題について、活用する際の参考例を公表した。最終的には学大学・学部で判断すべきだとしている。

 大学入試センター試験に代わって「大学入学共通テスト」が平成32年度より導入されるにあたり、国立大学協会は平成30年3月30日に「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験および記述式問題の活用に関するガイドライン」を公表。英語認定試験や国語・数学の記述式試験の活用について、国立大学共通の指針を示した。

 国立大学協会は、ガイドラインに基づき、各大学が英語認定試験と国語の記述式問題を活用する際の参考例と留意事項をまとめた。

 英語認定試験(民間の資格・検定試験)について、出願資格とする場合は「CEFR対照表のA2以上」、加点方式とする場合は英語全体の「2割以上」とする参考例を示した。

各資格・検定試験とCEFRとの対照表
参考画像:各資格・検定試験とCEFRとの対照表(文部科学省 平成30年3月)

 国語の記述式問題について、段階別成績表示はその結果を点数化してマークシート式の得点に加点して活用することを基本とする。具体的には、国語全体の「2割程度」とする参考例を示した。

 これらはあくまでも参考例であり、水準や比重を独自に設定することや、ガイドラインに基づいて独自の活用方法を工夫することについては、各大学・学部等が主体的に判断すべきであるとした。
《工藤めぐみ》

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