Z会「未来の教室」実証事業採択、学びのイノベーション推進

 Z会は、経済産業省が取り組む新しい学びの社会システム「未来の教室」の実証事業に採択された。実証校となる日本大学三島高等学校・中学校の中学2年生と全面的に連携し、「中学校における知のナビゲーターの実証事業」を行う。

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「未来の教室」実証事業の概要
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 Z会は、経済産業省が取り組む新しい学びの社会システム「未来の教室」の実証事業に採択された。実証校となる日本大学三島高等学校・中学校の中学2年生と全面的に連携し、「中学校における知のナビゲーターの実証事業」を行う。

 「『未来の教室』実証事業」は、新しい学びの社会システムの実現のため、EdTech(エドテック:「Education」と「Technology」を組合せた造語)の活用などによる新たな教育プログラムの開発などに向けた実証事業。従来の教育の良さに加えて、各業界の最先端技術や知識を総動員し、「未来の教室」を実現するために必要なサービスやプログラムの開発および実証を行う。成功事例の創出や、開発・運営にあたっての課題を抽出し、将来的には、全国で実現できることを目的としている。

 Z会の実証事業では、学習者が中心の「未来の教室」を全国に広げていくために、同じ学年を最大で5年間追跡して調査する予定。探究学習と教科学力の相関関係を、最大で5年間追跡調査することで、中学2年生の生徒が高校を卒業し、進路を選択するまでにどのような変化があったかの考察や、実証校のカリキュラム最適化、探究学習の強化にも貢献するという。2018年度の実証校は日本大学三島高等学校・中学校の中学2年生。

 具体的には、「Z会Asteria(アステリア)」の英語4技能講座・数学新系統講座のアダプティブラーニングを用いた知識の効果的な獲得、Z会Asteria総合探究講座の仕組みを応用した遠隔での協働学習や非認知スキルの育成。そのほか、探究的な学びを深めるために最適な教材・題材を、デジタルかアナログかを問わずに、それぞれの生徒に最適な形で提供する。「個別化した深い学び」へといざなう「知のナビゲーター」として活動する。
《神山千寿子》

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