【大学受験】東大合格者の夏休みの勉強法は?フォーサイト調査

 大学受験対策のオンライン講座などを運営するフォーサイトが実施したアンケート調査によると、東大生は大学受験期の夏休みに「全体のスケジュールを立てる」「夜より昼に勉強」など、勉強法に特徴があることが明らかになった。

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実践していた勉強法
  • 実践していた勉強法
  • 勉強に集中できた習慣や環境
 大学受験対策のオンライン講座などを運営するフォーサイトが実施したアンケート調査によると、東大生は大学受験期の夏休みに「全体のスケジュールを立てる」「夜より昼に勉強」など、勉強法に特徴があることが明らかになった。

 「大学受験期の夏休みの勉強」に関するアンケート調査は、フォーサイトに所属する現役東大生アルバイトと、全国の大学生を対象に実施したもの。現役東大生への調査は2018年6月13日から25日に行われ、有効回答数は188人。全国の大学生への調査は、1997年4月2日から2001年4月1日生まれの現役学生(大学受験経験者)を対象に2018年6月15日・16日に実施した。有効回答数は211人。

 実践していた勉強法について、「午前と午後などで勉強する科目や内容を変えた」と回答した一般大学生は25%なのに対し、東大生は62%ともっとも多かった。このほか東大生に特徴的な勉強法は、「夏休み全体の学習スケジュールを立てた」46%で、一般大学生21%と25ポイントの差があった。

 フリーコメントには、「それぞれの日に何をするかを夏休みが始まった頃に決めて、夏休み全体のカレンダーを作って記入し実行した」「予定どおり全部消化できないことも考慮して、日曜には何も予定を入れずに予備日としていた」などの声が寄せられている。

 勉強に集中できた習慣や環境は、一般大学生、東大生とも「涼しい場所」「静かな場所」が多かった。しかし、東大生の勉強場所は「学校」よりも「予備校・塾」、時間帯は「夜中」よりも「昼間」が集中できるとの回答が多く、一般大学生の結果とは逆転した。

 フリーコメントには、「実際の試験で周りの人の筆記音や咳の音を気にしてしまうことがないように、小・中学生が騒いでいる塾の廊下で自習していた」「自分が集中しやすい環境を早く見つけるべき」といった意見があがっている。
《外岡紘代》

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