北海道胆振地方で震度6強、苫小牧・札幌など臨時休校…295万戸で停電(9時時点)

 2018年9月6日午前3時8分頃、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源地とする地震が発生した。最大震度6強を観測した胆振(いぶり)地方では、室蘭市や苫小牧市が市内小中学校すべてを休校とした。また、札幌市でも市立学校と幼稚園を臨時休校とする措置をとっている。

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 2018年9月6日午前3時8分ごろ、北海道胆振(いぶり)地方中東部を震源地とする地震が発生した。最大震度6強を観測した胆振地方では、室蘭市や苫小牧市が市内小中学校すべてを休校とした。また、札幌市でも市立学校と幼稚園を臨時休校とする措置をとっている。

 気象庁によると、震源地は、胆振地方中東部(北緯42.7度、東経142.0度)で、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.7と推定される。この地震により観測された最大震度は6強。胆振地方の安平町で震度6強を観測したほか、新千歳空港で震度6弱、札幌北区、苫小牧市、江別市、三笠市、千歳市、恵庭市、長沼町、新ひだか町で震度5強を観測した。

 胆振地方の主要都市である室蘭市、苫小牧市は市内の小中学校を臨時休校とし、市内各所に避難所を開設した。また、札幌市内の市立学校と幼稚園も臨時休校を決定。市立保育園は断水の影響で部分開業としている。避難所になっている学校もあり、避難所の最新情報などは各市のWebサイトから確認できる。

 北海道危機対策局が発表した地震による被害状況等の速報(第2報)によると、午前9時時点でJRは全線運転見合わせ、空港は全便欠航となっているほか、ライフラインは電気が道内全域にわたり295万戸で停電、水道は安平町、厚真町、江別市で全面断水している。

 なお、NTTドコモ、ソフトバンク、au(KDDI)はスマートフォンや携帯電話で安否情報を知らせることができる災害時サービスの提供を開始した。3社ともに運用する「災害用音声お届けサービス」のほか、NTTドコモの「災害用伝言板」、NTT東日本およびNTT西日本の「災害用伝言ダイヤル(171)」が利用できる。
《畑山望》

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