保護者の約7割が子どもの「置き勉」に賛成、そのメリットは?

 地域コミュニティーサービス「マチコミ」を展開するドリームエリアが実施した調査によると、保護者の71.2%が学校に教材を置いておく子どもの「置き勉」に賛成していることが明らかとなった。

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学校へ持っていく荷物が子どもの負担になっていると思うか
  • 学校へ持っていく荷物が子どもの負担になっていると思うか
  • 「置き勉」に賛成か
  • 「置き勉」で荷物が軽くなることでどのようなことがメリットに感じられるか
  • 「置き勉」をすることにより家庭学習に不安を感じるか
  • 調査対象者の子どもの学年
 地域コミュニティーサービス「マチコミ」を展開するドリームエリアが実施した調査によると、保護者の71.2%が学校に教材を置いておく子どもの「置き勉」に賛成していることが明らかとなった。

 「置き勉」に関するアンケート調査は、ドリームエリアが「マチコミ」ユーザーを対象に実施したもの。調査対象期間は2018年9月13日から9月18日まで。子どもがいる保護者3万6,941名の有効回答を得た。

 学校へ持っていく荷物が子どもの負担になっていると思うか聞いたところ、「負担になっていると思う」と回答した保護者は全体の74.4%。「教科書だけでなく、音楽の授業で使用する鍵盤ハーモニカを持ち帰ることで、手がふさがってしまい心配」「万が一地震や台風などの自然災害が起こった際に身軽に行動できるようにして欲しい」などの声があがった。

 子どもの置き勉に賛成かと聞いたところ、71.2%が「賛成」と回答。反対派の中には「置き勉をすることで盗難やいじめ、いたずらにつながるのではないか」といった不安を感じる声があり、その対策として鍵付きロッカーの設置を要望する保護者の声もあった。

 置き勉によるメリットについて聞いたところ、もっとも多かった回答が「身体的負担の軽減」89.8%。これについて、「ランドセルの重さで子どもの成長に影響が出るのではないかと心配」「中学生の子どもが日々10kgを超える教材を背負い登下校している」などの声があがった。そのほか、「忘れ物が減る」5.7%、「転んだりぶつかったりなどの事故の可能性が減る」1.6%、「精神的負担の軽減」1.2%、「不審者に遭遇したときに逃げやすい」0.9%などの回答があった。

 置き勉をすることで家庭学習へ不安を感じるかと聞いたところ、22.3%が「はい」と回答。置き勉によって子どもが必要な教材を持ち帰るのを忘れ、「予習・復習や音読、ノートのチェックができないことが心配」といった声が多く寄せられた。
《桑田あや》

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