部活の「体罰・パワハラ」世代間で意識に差…上の世代ほど容認

 インターネットメディア開発事業などを展開するホワイトボックスは2018年10月2日、20代から50代を対象とした「学生時代の部活動の実態」調査を公開した。暴力の代わりにパワハラが増えていることや、上の世代ほど我が子への体罰・暴力を容認する傾向があることがわかった。

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部活で体罰はあったか
  • 部活で体罰はあったか
  • 部活でパワハラはあったか
  • 部活中の自分の子どもに軽い体罰であれば必要な場合もあると認めるか
  • 部活中に受けた体罰やパワハラが今の自分にプラスになっているか
 インターネットメディア開発事業などを展開するホワイトボックスは2018年10月2日、20代から50代を対象とした「学生時代の部活動の実態」調査を公開した。暴力の代わりにパワハラが増えていることや、上の世代ほど我が子への体罰・暴力を容認する傾向があることがわかった。

 「指導」と称する体罰・暴力やパワハラといったスポーツ界の悪しき風潮につながる学生の部活動は、ブラック企業になぞらえて「ブラック部活」と呼ばれているという。ホワイトボックスが運営するWebサイト「アンチエイジングの神様」では、20歳から59歳の男女を対象に「学生時代の部活動の実態」を調査。2018年9月6日にWebアンケートを実施し、20代(27人)・30代(29人)・40代(31人)・50代(13人)の100人から回答を得た。

 部活で「体罰はあった」と回答した割合は、20代で19%だったのに対して、30代で34%、40代で35%、50代で46%と、上の世代ほど増加していた。一方で、パワハラについては、20代の41%、30代の34%が「あった」と回答したが、40代では26%、50代では15%にとどまった。暴力が問題になるにつれて、代わりにパワハラが増えるという傾向がうかがえる。

 部活中の自分の子どもに軽い体罰であれば必要な場合もあると認めるかという質問では、いずれの世代も「必要な場合はない」が半数以上(54%~85%)を占めた。ただし、40代で45%、50代で46%が「必要な場合もある」と回答。20代の15%、30代の28%と比べて割合が高く、上の世代ほど容認する傾向が見られた。

 部活中に受けた体罰やパワハラについて、今の自分にプラスになっているか質問したところ、いずれの世代も6割以上が「影響はない」と回答。そのほか、「マイナスにしかなっていない」という回答が、20代で33%、30代で28%、40代で19%、50代で23%だった。なお、「プラスになっている」という回答は、20代で0%、30代で3%だったのに対し、40代で13%、50代で15%。全体での割合は低いものの、上の世代ほど「プラスになっている」と考える割合が増えていた。

 ホワイトボックスは、上の世代ほど体罰を容認する傾向が見られることから、「決して指導者だけが問題でない複雑さがある」と問題の根深さを指摘。一方で、「若い世代には『体罰・パワハラはNG』という考えが一般的になっており、世代交代へ希望を感じる調査結果」とコメントしている。調査結果の詳細は、Webサイト「アンチエイジングの神様」から閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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