QSアジア大学ランキング2019、東大は11位へ上昇

 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は2018年10月24日、QSアジア大学ランキング2019を発表した。国内1位の東京大学は、世界13位から11位へ順位を上げ、2015年以来の最高順位となった。

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QSアジア大学ランキング2019(1位~10位)
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 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)は2018年10月24日、QSアジア大学ランキング2019を発表した。国内1位の東京大学は、世界13位から11位へ順位を上げ、2015年以来の最高順位となった。

 QSは、世界大学ランキング(QS World University Rankings)を2004年から毎年発表している。2016年度は、専攻分野別世界大学ランキングで3,000万件以上、世界大学ランキングでは5,400万件以上のアクセスがあったという。

 QSアジア大学ランキング2019は、1位「シンガポール国立大学(NUS)」、2位「香港大学(HKU)」、3位「ナンヤン理工大学(NTU)」「清華大学」、5位「北京大学」。1位と3位はシンガポール、3位と5位は中国の大学だった。

 日本国内では、11位「東京大学」、14位「京都大学」、16位「大阪大学」、18位「東京工業大学」、23位「東北大学」、26位「名古屋大学」、29位「北海道大学」、30位「九州大学」、36位「早稲田大学」、42位「慶應義塾大学」の順にランクイン。QSアジア大学ランキング上位500校に89校が入った。

 昨年(2018年)と比べて、東京大学は2ランク上昇、京都大学は3ランク上昇、大阪大学は1ランク低下、東京工業大学は4ランク低下した。

 QSのリサーチ責任者であるベン・ソーター(Ben Sowter)は「アジアはおそらく世界でもっとも高等教育機関の競争が激しい地域であり、政府や民間企業などからの投資規模はこの地域の意欲の高さを現している。日本の上位大学は今年度も広い分野において競争力を維持していますが、今回の結果を総合的に勘案すると、今後も競争力を維持するためには研究開発と教育提供にさらなる投資が必要であると考えられます」と述べている。

◆QSアジア大学ランキング2019
1位「シンガポール国立大学(NUS)」シンガポール
2位「香港大学(HKU)」香港
3位「ナンヤン理工大学(NTU)」シンガポール
3位「清華大学」中国
5位「北京大学」中国
6位「復旦大学」中国
7位「香港科技大学(HKUST)」香港
8位「KAIST」韓国
9位「香港中文大学(CUHK)」香港
10位「ソウル大学(SNU)」韓国

◆QS日本大学ランキング2019
1位「東京大学」(11位)
2位「京都大学」(14位)
3位「大阪大学」(16位)
4位「東京工業大学」(18位)
5位「東北大学」(23位)
6位「名古屋大学」(26位)
7位「北海道大学」(29位)
8位「九州大学」(30位)
9位「早稲田大学」(36位)
10位「慶應義塾大学」(42位)
※括弧内は「QSアジア大学ランキング2019」順位
《工藤めぐみ》

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