東大寺に「算額」奉納、奉納した問題の解答を9/12まで募集

 日本数学検定協会は2019年1月23日、奈良県の華厳宗大本山「東大寺」に数学の額「算額」を奉納した。算額に掲載した問題の解答は9月12日まで広く募集。優秀な解答は11月上旬に「算額1・2・3」のWebサイトにて公開される。

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2019年算額奉納式のようす
  • 2019年算額奉納式のようす
  • 2019年算額奉納式のようす
  • 2019年に奉納した算額
  • 2019年に奉納した算額
  • 東大寺別当 狹川普文師と、日本数学検定協会 理事長 清水静海氏
  • 算額1・2・3
 日本数学検定協会は2019年1月23日、奈良県の華厳宗大本山「東大寺」に数学の額「算額」を奉納した。算額に掲載した問題の解答は9月12日まで広く募集。優秀な解答は11月上旬に「算額1・2・3」のWebサイトにて公開される。

 算額とは、江戸時代の日本で数学者や数学愛好家たちが額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納しあったとされる歴史ある文化。日本数学検定協会は、1月23日を「算額文化を広める日」に制定し、算額を現代に復興して「数学の学びの文化」を広める取組みを行っている。

 今回奉納された問題は、「大仏さまのお身拭いを2時間で行うために必要な人数は何人か?」と、「現実的で美しい灯篭の配置」を考える問題の2問。柔軟な発想やさまざまなアプローチを用いて、自由でユニークな解答を作ってもらうことが出題のねらいだという。

 応募は、「団体応募」と「個人応募」の2種類。問題1・2の両方、またはいずれか1問だけの解答も可。解法は1つではなく、問題をどう解いたのか、考え方がポイントとなる。個人応募の場合は、Webサイトもしくは郵送で応募を受け付ける。団体応募の場合は、学校・学習塾・企業などの担当者が解答を一括して取りまとめて郵送で応募する。なお、団体応募には「団体登録用紙」の提出が必要となる。

 応募締切は9月12日(郵送の場合は当日消印有効)。優秀な解答は11月上旬に「算額1・2・3」のWebサイトにて公開される。個人・団体で応募したすべての解答の中から、もっとも優れていた解答は「最優秀解答賞」として表彰され、賞状と数検オリジナル図書カード5,000円が贈られる。

◆算額1・2・3
募集部門:個人応募、団体応募のいずれか
応募方法:
個人応募/Webサイトもしくは郵送にて受け付けている
団体応募/学校・学習塾・企業などの担当者が解答を一括して取りまとめ、郵送にて受け付けている
応募締切:2019年9月12日(木)郵送の場合は当日消印有効
発表:優秀な解答は11月上旬に「算額1・2・3」Webサイトで公開
表彰:
最優秀解答賞(各問題それぞれ1解答)/個人・団体で応募したすべての解答の中から、もっとも優れていた解答を表彰。賞状、数検オリジナル図書カード5,000円を贈呈
優秀解答賞(各問題それぞれ2解答)/個人・団体で応募したすべての解答の中から、特に優れていた解答を表彰。賞状、数検オリジナル図書カード3,000円を贈呈
団体賞(2団体)/応募のあった団体の中から、解答を導くにあたって特色あるユニークな取組みなどをした団体を表彰。賞状、記念楯、数検オリジナルボールペン(応募人数分)を贈呈
《外岡紘代》

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