2020年度の英語教科化、保護者の8割が認知

 2020年度から小学5・6年生で「英語」が教科となり成績がつくことを知っている保護者は78.6%にのぼることが、栄光ゼミナールの調査結果より明らかになった。小学生の約3人に1人が授業外で、英語の学習・習い事をしているという。

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2020年度からの小学校での「英語」の教科化・必修化への認知度
  • 2020年度からの小学校での「英語」の教科化・必修化への認知度
  • 2017年度と比べた、2018年度の学校での英語の授業や取り組み、英語に関する宿題・課題の状況
  • 子どもが小学生の間に、「英語4技能」で特に身に付けさせたい力
  • 学校の授業外での英語に関する学習や習い事の状況
 2020年度から小学5・6年生で「英語」が教科となり成績がつくことを知っている保護者は78.6%にのぼることが、栄光ゼミナールの調査結果より明らかになった。小学生の約3人に1人が授業外で、英語の学習・習い事をしているという。

 Z会グループの栄光が運営する進学塾「栄光ゼミナール」は、小学生の英語教育に関する意識調査を実施し、小学1年生から6年生の子どもを持つ保護者383人の有効回答を得た。調査期間は、2019年2月6日から2月20日。

 2020年度から始まる新学習指導要領において、小学5・6年生では英語が教科となり成績がつき、小学3・4年生では成績はつかないが必修となる。このことについて保護者に聞いたところ、「小学5・6年生での教科化」は78.6%、「小学3・4年生での必修化」は67.6%が「知っている」と回答した。

 2017年度と比べて2018年度に小学校での英語の授業や取組みが増えたか聞いたところ、「増えた」が44.9%ともっとも多く、「変わらない」35.0%、「わからない」18.3%、「取組みはない」1.3%、「減った」0.5%が続いた。増えた理由は、新学習指導要領の移行期間が2018年度から始まっていることが影響していると考えられる。

 子どもが小学生の間に特に身に付けさせたい「英語4技能(話す・聞く・読む・書く)」は、「話す力」が54.3%ともっとも多く、「聞く力」35.5%、「読む力」6.5%、「書く力」3.7%が続いた。約9割の保護者が「話す」「聞く」力を重視している。

 学校の授業外で、子どもが英語に関する学習や習い事をしているか聞いたところ、「している」32.1%、「していない」67.9%だった。英語学習や習い事の内容は、「英会話教室(ネイティブ講師)」が34.4%ともっとも多く、「英会話教室(日本人講師)」32.8%、「学習塾」24.6%、「通信教育・DVD教材・市販教材」13.1%、「オンライン英会話」9.0%などが続いた。
《工藤めぐみ》

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