小5の年間総授業時数、約25%が標準を大きく上回る

 文部科学省は2019年4月2日、2018年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果について公表した。2018年度計画の年間総授業時数は、小5で平均1,061.0単位時間。25.7%は、標準の995単位時間を大きく上回る1,086時間単位以上で計画していた。

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年間総授業時数【2018年度実績】小5(1単位時間:45分)
  • 年間総授業時数【2018年度実績】小5(1単位時間:45分)
  • 年間総授業時数【2018年度実績】中1(1単位時間:50分)
  • 年間総授業時数【2017年度実績】小5(1単位時間:45分)
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  • 年間総授業日数【2018年度計画】
  • 「特別の教科 道徳」を実施するうえで感じる課題や困難【2018年度計画】
  • 個に応じた指導の実施状況【2018年度計画】
  • 小学校等における教科等の担任制の実施状況【2018年度計画】
 文部科学省は2019年4月2日、2018年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果について公表した。2018年度計画の年間総授業時数は、小5で平均1,061.0単位時間。25.7%は、標準の995単位時間を大きく上回る1,086時間単位以上で計画していた。

 調査対象は、義務教育学校前期・後期課程、中等教育学校前期課程を含む公立の小学校1万9,671校・中学校9,532校(悉皆調査)。調査期間は、第1段階(質問等受付期間)2018年10月17日~11月22日、第2段階(Web回答期間)2018年12月10日~2019年1月11日。2017年度実績による授業時数とともに、授業時数や授業日数などの2018年度計画(2018年4月1日時点の状況)についてまとめている。

 2017年度実績による年間総授業時数は、小5(1単位時間45分)が全国平均1,040.2単位時間で、中1(1単位時間50分)が全国平均1,061.3単位時間。いずれも、小5の標準授業時間980単位時間、中1の標準時間1,015単位時間を上回った。

 「2018年度計画」について、2018年度に最大で何単位時間の授業を実施することが可能かを回答してもらった年間総授業時数では、小5が全国平均1,061.0単位時間(標準:995単位時間)、中1が全国平均1,072.6単位時間(標準:1,015時間)。小5の25.7%は、学校における働き方改革に関する答申において標準を大きく上回った授業時数と指摘された「1,086単位時間以上」の授業を計画していた。

 年間総授業日数の計画は、「196~205日」が小学校71.5%、中学校73.5%、「206日~」が小学校27.8%、中学校24.8%。参考として掲載された2015年度の割合と比べると、小学校・中学校ともに「196~205日」が減少し、「206日~」が増加していた。

 また、「特別の教科 道徳」を実施するうえで感じる課題や困難について、小学校の76.9%、中学校の84.7%が「学習評価の妥当性や信頼性等の担保」と回答。「教科書等を活用した多様な指導方法の工夫」についても、小・中学校の約半数が課題や困難を感じていた。

 個に応じた指導の実施状況では、小学校の90.5%、中学校の92.5%が実施し、複数の教師が協力して行う指導(TT)が最多。小学校の教科などの担任制については、小5・小6ともに「音楽」54.0%~55.6%、「理科」45.1%~47.8%、「家庭」33.9%~35.7%が多くなっている。

 移行期間中の措置として、2018年度から小3~6における外国語活動の授業時数が15単位時間増加している。授業時間数を確保するための方法を尋ねたところ、学校内でも学年によって対応が異なる場合もあるが、「標準的な単位時間(45分等)で行う授業を増加」を43.4%~44.2%、「総合的な学習の時間を縮減」を23.6%~24.3%がとっていた。

 児童生徒の代休日を設けずに、土曜日、日曜日・祝日を活用して教育課程内の学校教育活動を行う「土曜授業」は、小学校・中学校ともに26.3%が実施。2015年度より、1.3~1.7ポイントほど増加していた。

 調査結果の詳細は、文部科学省Webサイトに掲載されている。
《黄金崎綾乃》

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