駿台×atama plus、タブレット型AI教材を全国展開

 駿台予備学校を運営する駿河台学園とタブレット型AI教材の開発・提供を行うatama plusは、駿台予備学校および駿台グループ各社においてAI学習教材を共同展開することに合意、業務提携を行うと発表した。2020年4月より駿台予備学校の全国各校舎へ「atama+」を順次導入する。

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業務提携契約 調印式のようす
  • 業務提携契約 調印式のようす
  • atama plus×駿台
  • 【左】駿台予備学校の授業風景【右】atama+を活用した学習のようす
  • 「atama+」プロダクト概要
 駿台予備学校を運営する駿河台学園とタブレット型AI教材の開発・提供を行うatama plusは、駿台予備学校および駿台グループ各社においてAI学習教材を共同展開することに合意、業務提携を行うと発表した。2020年4月より駿台予備学校の全国各校舎へ「atama+」を順次導入する。

 駿台とatama plusはより世の中のニーズにあった学習のあり方について協議を進めており、2018年3月より駿台中学部、駿台高校部、東大進学塾エミールなどの駿台グループ会社にてatama plusのタブレット型AI教材「atama+」を導入、試験的に運用してきた。

 導入から1年半運用した結果、「通常学習と『atama+』の併用による、標準的学力の生徒の模擬試験での明確な成績向上」「駿台が持つ学習促進(コーチング)ノウハウとの組み合わせを通じた、より高い効果の発揮」「東大など最難関大学を目指す生徒の基礎固めを目的とした使用における高い満足度」の3点について明確な効果を確認。実際に東大に合格した生徒からは「AIが自分の苦手な部分を探っているのが実感でわかる」といった驚きの声も寄せられたという。

 両者はそれぞれが持つソフト・ハードの親和性の高さ、およびその高い効果が確認できたことから、今後協業を拡大することで合意。まずは2020年4月より新たに駿台予備学校の全国各校舎へ「atama+」(数学、英語、物理、化学)を順次導入する。「atama+」は、生徒が「基礎学力を最短で身に付ける」ことを目的とした学習プロダクトで、生徒ひとりひとりの「得意」「苦手」「伸び」「つまずき」「集中状態」などのデータを「アタマ先生」と名づけられたAIが分析し、ひとりひとりに合った「自分専用レッスン」をつくることで学習を効率化する。

 駿台とatama plusは、今回の業務提携を通して、受験だけにとどまらない将来の役に立つ学力の育成を全国の受験生に提供していきたいとしている。
《畑山望》

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