高校生のネット利用時間SNSが6割、学習はわずか…総務省調査

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平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「スマートフォンの長時間利用とネットの利用目的」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「スマートフォンの長時間利用とネットの利用目的」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「テストおよびアンケート調査の実施概要」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「ILASの結果」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「保有するインターネット接続機器」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「インターネットに接続する際、もっともよく利用する機器」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「機器別1日の平均利用時間(平日・休日)」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「スマートフォンの利用時間割合」
  • 平成28年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等「1度も会ったことのないSNS上だけの友人数」
 高校生のネット利用時間のうち、SNSが58.9%を占め、学習の目的での利用はわずか0.4%であることが、総務省が3月31日に発表した調査結果より明らかになった。

 総務省は、インターネット・リテラシー向上施策を効果的に進めていくために、平成23年度に青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテスト「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS:Internet Literacy Assessment indicator for Students)を開発。平成24年度より全国の高校1年生相当を対象に実施してきた。平成28年度は対象校・人数を大幅に増やし、89校・約14,800名を対象に実施した。

 ILASの正答率は67.2%。大分類では、「不適正利用(インターネット上で適切にコミュニケーションができる能力)」の正答率が69.3%と高い。一方、「プライバシー・セキュリティ(プライバシー保護や適切なセキュリティ対策ができる能力)」の正答率が62.6%と低い。男女別にみると、男子より女子の正答率が高く、特に「不適正利用」でもっとも差が開いた。

 スマートフォン保有率は94.4%にのぼり、保有者の89.2%がインターネットに接続する際にもっともよく利用する機器としてあげている。

 1日あたりのインターネット平均利用時間をみると、スマートフォン以外は1日1時間未満がもっとも多いが、スマートフォンは平日、休日とも2~3時間の利用がもっとも多く、ほかの機器に比べて利用時間が長い。特にスマートフォンは休日に「2時間以上」85.2%、「3時間以上」64.8%、「6時間以上」18.9%と、平日より休日のほうが長時間利用する傾向にある。

 52.5%の青少年は1度も会ったことのないSNS上だけの友人がおり、「11人以上いる」と回答した青少年は22.0%にのぼる。また、SNS上だけの友人の平均数は男子よりも女子の方が多い。

 青少年のインターネットサービス利用状況をみると、利用時間のうち「SNS」が58.9%を占め、「動画視聴」16.8%、「オンラインゲーム」15.2%、「情報収集」6.7%、「メールのやりとり」1.3%、「学習」0.4%、「商品の購入など」0.2%が続いた。今回の調査で新設した「学習」の目的での利用はほとんどなかった。

 「勉強などが効率的にできるようになった」「自分の世界が広がった」といったインターネットの利用に利点を感じている青少年は、ILASの正答率が相対的に高く、特に利点を感じていない青少年の正答率は相対的に低い傾向にある。
《工藤めぐみ》

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