ベネッセ、Udemy社と資本提携へ…リカレント教育を強化

 ベネッセホールディングスは2020年2月18日、世界最大級の教育プラットフォームを提供する米国Udemy(ユーデミー)社と資本提携を結んだことを発表した。リカレント教育事業のさらなる成長に向け、連携を強化する。

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 ベネッセホールディングスは2020年2月18日、世界最大級の教育プラットフォームを提供する米国Udemy(ユーデミー)社と資本提携を結んだことを発表した。リカレント教育事業のさらなる成長に向け、連携を強化する。

 Udemy社は「Improve Lives Through Learning(学びを通して人生をより豊かに)」を事業コンセプトとして掲げ、2010年に米国で設立された教育業界のユニコーンと目される企業。世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなぐプラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」を運営し、世界190か国以上に展開している。

 ベネッセホールディングスの子会社であるベネッセコーポレーションは、Udemy社と2015年に包括的業務提携契約を結び、日本国内のサービス提供を共に推進し、IT技術者やビジネスパーソンを中心に利用者を拡大。個人受講生のみならず、2019年6月には法人向けの研修サービスとして「Udemy for Business」の提供を開始。提供開始わずか8か月でトヨタ自動車、ソフトバンク、みずほフィナンシャルグループなどの大手企業を含む約100社に導入されている。

 このたび、ベネッセホールディングスはUdemyとのさらなる連携強化のため、5,000万米ドル(約55億円)の出資を行う契約に正式合意。これにより、ベネッセホールディングスはUdemy社にとって唯一の事業会社の株主となる予定。

 今後は、「Udemy」が保有する個人・法人含む社会人の学習履歴データの解析をもとに、講師や企業と連携した社会人向けの新規サービスの開発や「大学と社会を学びでつなぐ」をコンセプトとしたキャリア支援事業の開発など、社会人の学び・キャリアにおいて新たな社会基盤となる存在を目指し、リカレント教育領域での事業展開を加速する。
《桑田あや》

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