厚生労働省は2020年3月24日、第105回薬剤師国家試験の合格発表を行った。合格率は69.58%と前年(2019年)より1.33ポイント減少。新卒の合格率は84.78%だった。合格率を大学別にみると、「金沢大学」が97.50%ともっとも高かった。 第105回薬剤師国家試験は、2月22日と23日に実施された。出願者数1万5,785人、受験者数1万4,311人、合格者数9,958人、合格率69.58%で、前年(2019年実施第104回)の70.91%と比べ、1.33ポイント減少した。合格率を男女別にみると、男性が67.33%、女性が71.06%。合格率を設置主体別にみると、国立が84.88%、公立が85.56%、私立が68.54%。 合格率を大学別にみると、「金沢大学」が97.50%ともっとも高く、「名城大学」92.52%、「広島大学」91.49%、「九州大学」90.00%、「静岡県立大学」89.52%が続いた。新卒合格率100.00%の大学は、金沢大学と静岡県立大学、北海道大学、東京大学の4大学。 合格者数を大学別にみると、「東京薬科大学」が362人ともっとも多く、「京都薬科大学」335人、「大阪薬科大学」298人、「明治薬科大学」295人、「帝京大学」285人が続いた。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、厚生労働省は会場での合格者の掲示を中止した。午後2時から厚生労働省のWebサイトで合格者の受験地と受験番号を掲示し、受験者へ合否を書面で通知する。◆第105回薬剤師国家試験 大学別合格率 上位10大学1位「金沢大学」97.50%2位「名城大学」92.52%3位「広島大学」91.49%4位「九州大学」90.00%5位「静岡県立大学」89.52%6位「北海道大学」88.57%7位「熊本大学」88.24%8位「京都薬科大学」87.93%9位「国際医療福祉大学」87.56%10位「医療創生大学」86.96%◆第105回薬剤師国家試験 大学別合格者数 上位10大学1位「東京薬科大学」362人2位「京都薬科大学」335人3位「大阪薬科大学」298人4位「明治薬科大学」295人5位「帝京大学」285人6位「神戸薬科大学」269人7位「東北医科薬科大学」267人8位「星薬科大学」263人9位「日本大学」258人10位「城西大学」255人