子どもPCの購入、教育上のメリット意識…ノート型が最多

 デル テクノロジーズは2020年4月28日、子ども向けパソコンの購入傾向に関する調査結果を発表。子ども専用のパソコンの購入理由として「子どもの教育上のメリット」を意識していることがわかった。また、購入タイプはノートタイプ、予算は9万円以内とする回答が多かった。

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自宅における子ども用のパソコンの所有状況
  • 自宅における子ども用のパソコンの所有状況
  • なぜ、パソコンを購入する(した)のか
  • どのようなタイプのパソコンを購入予定か(すでに購入した場合は購入したパソコンについて回答)
  • 購入予算(すでに購入した場合は購入したパソコンについて回答)
  • 購入に際して心配する(した)こと
  • 今後の学校でのパソコン教育で期待すること
 デル テクノロジーズは2020年4月28日、子ども向けパソコンの購入傾向に関する調査結果を発表。子ども専用のパソコンの購入理由として「子どもの教育上のメリット」を意識していることがわかった。また、購入タイプはノートタイプ、予算は9万円以内とする回答が多かった。

 子ども向けパソコンの購入傾向に関する調査は、デル テクノロジーズの日本における事業を展開するデルとEMCジャパンが実施。2020年4月14日~15日の期間、全国の小学生、中学生の子どもを持つ男女1,035名を対象に行われた。

 子ども専用のパソコンの所有状況について、「購入による所有」が32%、「譲渡など購入以外での所有」が2%で、所有率は合計34%。また、所有していないが、「今から6か月以内に購入予定」17%、「7か月~1年以内に購入予定」10%、「1年より後に購入予定」4%のように、購入の意思を持つ回答者も多い。「所有しておらず購入予定も入手予定もない」は33%となっている。

 子ども専用パソコンの購入理由では、「教育上のメリットのため(成績アップ、学校教育、プログラミング学習、STEM教育の一環、将来に備えて)」79%がもっとも多く、ついで「インターネット」55%、「音楽・動画視聴」33%、「ゲーム」24%となった。 

 購入予定(すでに購入した場合も含む)のパソコンのタイプを聞くと、「ノートパソコン」61%が最多。そのほかは「タブレット」19%、「デスクトップ/オールインワン」16%、「2in1」4%。購入予算は、「5万円~9万円未満」38%、「5万円未満」32%で、比較的安価な価格帯を選ぶ人が多い。ついで「9万円~12万円未満」21%、「12万円~15万円未満」7%、「15万円以上」2%だった。

 パソコンの購入に際して心配する(した)ことでは、「パソコン本体の費用」57%、「子どもの健康への影響」46%が上位となった。そのほかは「初期設定やネットワークなどの設定」30%、「ソフトウェアや周辺機器の費用」26%など。

 今後の学校でのパソコン教育で期待することについて質問したところ、「遠隔授業」58%、「プログラミング」57%、「基本的な使い方」54%、「イーラーニング」39%の順に多い。なお、小学生は「プログラミング」の期待が高く、小学校低学年(1年生~3年生)で69%、小学校高学年(4年生~6年生)で61%とほかの選択肢より多い傾向があったという。

 デルは、家庭での子ども向けの教育用パソコンに対するニーズがさらに高まっていることから、小中学生の子どもを持つ「デル アンバサダープログラム」登録者を対象に、XPS 13を貸し出す新たなプログラムを開始。最大30名をパソコン体験モニターとして募集する。応募締切は2020年5月26日、モニター期間は7月1日~8月31日。詳細は、デル アンバサダーのWebサイトに掲載されている。
《黄金崎綾乃》

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