「学びの継続」のための「学生支援緊急給付金」について、文部科学省は2020年5月22日、LINEで申請できる仕組みを構築した。学生は、在籍大学から送られるQRコードやURLを読み込み、友だち追加することで、LINEを使って手軽に申請作業を行うことができる。 「学生支援緊急給付金」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でアルバイト収入が激減するなど、「学びの継続」の危機を抱える学生を緊急に支援するための制度。1人あたり10万円、住民税非課税世帯の学生には20万円を支給する。今回、学生の利便性、事務の効率化・簡素化の観点から、スマートフォンを活用した申請システムを構築した。 学生支援緊急給付金のLINE申請については、YouTubeチャンネルで解説。タレントの井上咲楽が、制度の概要を紹介するとともに、LINEを使った申請に実際に挑戦しながら手順や注意点を伝えている。 それによると、LINEを使って申請するためには、最初に在籍大学から送られるQRコードまたはURLを読み込み、LINEの友だち追加を行う。その後、要件に関する設問に回答し、氏名や振込口座情報などを入力、学生証や必要書類を撮影してアップロード。送信すると手続きが完了する。 QRコードやURLは大学によって異なるため、必ず在籍大学のものを使用する。また、申請時期は大学ごとに設定されるため、学生は大学のWebサイトや学生向けポータルサイトなどを確認し、募集時期を見逃さないよう注意する必要がある。 文部科学省では、学生支援緊急給付金について、特によくある質問をまとめたQ&Aを5月22日に更新。6項目のQ&Aを Webサイトに掲載している。「支援対象を誰がどのように決めるのか」という問いに対しては、学生が各大学に申請を行い、大学が選考したうえで学生の推薦リストを作成して日本学生支援機構に提供するという流れを説明している。 4月に入学した新入学生については「アルバイトを予定しており、得られるはずであった収入が得られなかった場合は対象」、自宅生については「家庭から学費等の援助を受けていない場合は対象となり得る」と答えている。
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