21卒生、Web面接の不安TOPは「通信環境」

 リクルートキャリアの「就職みらい研究所」が実施した「就職プロセス調査」によると、Web面接における学生の不安は3か月で変化し、「通信環境」がTOPとなったことがわかった。また、企業の対応は「学生の不安を取り除くもの」が好印象だという結果となった。

教育・受験 大学生
Web面接についてもっとも不安に思うこと
  • Web面接についてもっとも不安に思うこと
  • Web面接経験率の変化
  • Web面接において良かった企業の対応
 リクルートキャリアの「就職みらい研究所」が実施した「就職プロセス調査」によると、Web面接における学生の不安は3か月で変化し、「通信環境」がTOPとなったことがわかった。また、企業の対応は「学生の不安を取り除くもの」が好印象だという結果となった。

 2021年卒生の就職活動では、新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン化が進み、中でもWeb面接は企業と学生それぞれが手探りの中、多くの学生が不安を感じていた。そこで、就職みらい研究所が2020年6月、2021年卒業予定の学生調査モニターの大学生および大学院生にインターネット調査を実施。「Web面接についてもっとも不安に思うこと」を聴取したところ、1位が「通信環境」、2位が「自分の話が伝わるか」という結果となった。

 2020年3月に行った調査とは1位と2位が入れ替わっており、この違いは学生がWeb面接に慣れたことがあげられるとしている。2020年6月12日時点では、70.1%の学生がWeb面接を経験したことがあると回答しており、3月時点の31.4%を40ポイント近く上回っていることになる。経験した学生が増えた結果「やったことがない」ことから生まれる不安が少なくなり、「経験したからこそ」わかる不安が増えたと読み取れるという。

 また、Web面接において良かった企業の対応を聞いたところ、「通信環境」に対する不安を改善するような事前連絡と当日のトラブル対応、「自分の話が伝わるか」という不安を解消する企業からのフィードバックなどがあがった。
《海野由宇》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top