福岡市、LINEで休校情報配信…タイムリーな提供が可能に

 LINEとLINE Fukuokaは2020年10月1日、福岡市LINE公式アカウントで福岡市立小学校・中学校・高校・特別支援学校の一斉休校のお知らせを受け取れるシステム「休校情報等通知」機能の提供を開始した。

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休校情報がタイムリーに届く
  • 休校情報がタイムリーに届く
  • LINEでいち早く情報が届く
  • 受信設定も簡単
 LINEとLINE Fukuokaは2020年10月1日、福岡市LINE公式アカウントで福岡市立小学校・中学校・高校・特別支援学校の一斉休校のお知らせを受け取れるシステム「休校情報等通知」機能の提供を開始した。

 近年、台風の大型化や大規模広域豪雨など自然災害の影響を受けて、福岡市では臨時休校措置や注意喚起・部活動の中止などの情報を配信する頻度が増加している。

 休校にあたっては、ひとり親世帯や共働き世帯では、子どもだけの留守番に不安がある場合に勤務先の休暇取得や、それに伴う業務処理などの対応が求められる。また、子どもだけで留守番をせざるを得ない場合でも給食の代わりの昼食を準備するなど、保護者にさまざまな負担が生じるため、休校の情報は迅速かつ確実に届ける必要がある。

 教育委員会からの休校情報はメールやWebサイトなどで発信しているが、メールの場合は学校を経由してから保護者に届くため、学校の営業時間終了後に急な災害が発生した際に情報をタイムリーに保護者へ届けられなかった。また、保護者のメールの見落とし、情報確認の遅れも課題となっていた。

 福岡市LINE公式アカウントに「休校情報等通知」機能を導入したことにより、一斉休校のお知らせは教育委員会から保護者へ直接配信される。保護者はいち早く情報を受け取れるようになるだけでなく、プッシュ通知のため見逃し防止効果も期待できるという。

 福岡市LINE公式アカウントは子育てのしやすい街づくりに貢献するため、福岡市立小学校給食の給食献立に含まれるアレルギー品目の通知や献立情報を小学校ごとに取得できる「あんしん給食管理」機能を8月より導入している。「休校情報等通知」機能においても休校情報にとどまらず、緊急性やニーズに応じて配信情報のカテゴリーを拡充していく予定だとしている。
《外岡紘代》

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