コロナ禍の不安、学生の3人に1人「誰にも相談せず」

 将来のキャリアを描けずに不安が膨らむ一方で、学生の3人に1人はコロナ禍の不安を誰にも相談していないことが、人間塾が2020年10月12日に発表した調査結果より明らかとなった。

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コロナ禍の不安を誰に相談したか
  • コロナ禍の不安を誰に相談したか
  • 現在不安に感じていること
  • 「奨学金」や大学などが設ける「経済支援制度」の利用を検討したか
 将来のキャリアを描けずに不安が膨らむ一方で、学生の3人に1人はコロナ禍の不安を誰にも相談していないことが、人間塾が2020年10月12日に発表した調査結果より明らかとなった。

 コロナショックで苦しむ学生に関するアンケート調査は、親元を離れて首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で1人暮らししている学生を対象に実施したもの。有効回答は奨学金をもらっている学生200名、奨学金をもらっていない学生200名の計400名。調査期間は8月21日~25日。

 新型コロナウイルス感染症の影響によって感じる、「自らが学業を継続していけるかという不安」「将来就職できるのかという不安」について、それぞれ誰に相談をしたか質問したところ、「誰にも相談していない」と回答した学生は前者が36.9%、後者が33.1%。学生の3人に1人はコロナ禍の不安を誰にも相談していないことがわかった。

 現在不安に感じていることについて自由回答で聞くと、「大学がオンライン授業なので知識が付いているかが不安」「留学に行きたいがいつになったら行けるのか」といった学業への不安の声があがった。また、「コロナが続く中で就職がうまくいくのか、安定して収入を得られるのか経済的な不安がある」「インターンシップが続々となくなっていく中で、自分がどのような職につきたいのか、体験したうえで考えることができない」といった就職活動を不安視する学生の声も多数あがった。

 新型コロナウイルス感染症の影響によって経済状況が厳しくなり、「奨学金」や大学などが設ける「経済支援制度」の利用を検討したかという質問に対し、「申し込んで利用できた」と回答したのは、実家の世帯年収が「500~900万円未満」の中流家庭の学生がもっとも多かった。
《桑田あや》

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