コロナ禍の修学旅行「中止しなくてもよい」39.6%

 公立小中高のおよそ15%が2020度の修学旅行の中止を決めた中、コロナ禍の修学旅行について、39.6%の人が「中止しなくてもよい」と回答したことが、日本トレンドリサーチが2020年11月12日に公表した調査結果から明らかになった。

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コロナ禍において小中高生の修学旅行を中止するべきか
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  • コロナ禍において小中高生の修学旅行を中止するべきか(世代別)
 公立小中高のおよそ15%が2020度の修学旅行の中止を決めた中、コロナ禍の修学旅行について、39.6%の人が「中止しなくてもよい」と回答したことが、日本トレンドリサーチが2020年11月12日に公表した調査結果から明らかになった。

 「コロナ禍の修学旅行」に関するアンケートは、全国の男女500名(20代以下、30代、40代、50代、60代以上・各世代100人ずつ)を対象にインターネットで実施した。調査期間は2020年11月9日から11月12日。

 「コロナ禍において小中高生の修学旅行を中止するべきか」について、「中止するべき」と回答したのは30.0%、「中止しなくてもよい」と回答したのは39.6%、「どちらともいえない」と回答したのは30.4%だった。

 「中止しなくてもよい」と回答した人がもっとも多く約4割だったが、意見は3分する結果となった。

 同様の質問を世代別に集計すると、「20代以下」で中止しなくてもよいが48.0%でもっとも多くなり、「60代以上」で43.0%で2番目に多い結果となった。一方の「中止するべき」という回答がもっとも多かったのは、「40代」で35.0%だった。

 「中止するべき」の回答理由として、「コロナの感染が広がる可能性があるから」や、「人数と宿泊することを考えてもクラスターなどのリスクを感じる」などがあった。

 「中止しなくてもよい」の回答理由として、「学生時代の思い出として大きなものだから、近場でもよいのでやるほうが良い」や、「GoToトラベルはやっていて、修学旅行を中止にするのは可哀想」などがあった。

 「どちらともいえない」の回答理由として、「このご時世やむおえないとは思うが、可哀想なので個々の学校で判断すればよい」や、「中止したら子どもが可哀想だし、かといって実行してコロナにかかった子どもが出たらそれも可哀想なので判断がつかない」などがあった。
《鈴木あさり》

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