教育のデジタル化、コロナ禍で加速…レノボ予測

 レノボ・ジャパンは2020年12月21日、2021年のテクノロジートレンド予測を発表した。「教育のデジタル化」がコロナ禍で加速すると予測。教育分野でのeスポーツが普及し、STEAM学習への生徒の意欲が促進されるという。

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レノボのテクノロジートレンド予測(2021年)
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 レノボ・ジャパンは2020年12月21日、2021年のテクノロジートレンド予測を発表した。「教育のデジタル化」がコロナ禍で加速すると予測。教育分野でのeスポーツが普及し、STEAM学習への生徒の意欲が促進されるという。

 同社は、毎年年末に翌年のテクノロジートレンド予測を行っている。2021年のテクロノジートレンドについて、同社社長のデビット・ベネット氏は、「コロナ禍は、世界中で、そしてさまざまな分野に、破壊的な、予測できなかった変化をもたらしました。デジタルトランスフォーメーションの加速とも相まって、私たちは『エブリシング・フロム・ホーム』とも呼ぶべき新しい社会環境の中にいます」と述べ、8つの予測を発表した。

 教育分野では、パンデミックにより、生徒・教師・保護者・教育関係者は世界規模で遠隔教育の実証実験をすることとなった。2021年には、学習のパーソナライズ、プロジェクトベースの教育、評価方式、生徒指導、バーチャル教室、コラボレーションといった分野でデジタル化が進むと予測される。

 将来的には、音声とコンピュータ画像による生徒ひとりひとりに最適化した教育、センサー技術と位置検知技術による遠隔教育が登場すると予測される。こうした教育のデジタル化は、教育分野でのeスポーツを普及させ、STEAM学習への生徒の意欲促進に寄与するという。

 そのほか、遠隔医療やホームエンターテイメント、セキュリティとプライバシー保護などについて予測している。

◆レノボのテクノロジートレンド予測(2021年)
予測1「ワーク・フロム・ホーム文化」がコラボレーションとオフィスを変える
予測2「コネクティビティ」を高める技術が発達する
予測3「教育のデジタル化」がコロナ禍で加速する
予測4「サブスクリプション化」が企業向けにも拡大する
予測5「遠隔医療」に対する需要がこれまで以上に高まる
予測6「ホームエンターテイメント」はより没入感が高まる
予測7「新しい形のコンピューティングデバイス」がZ 世代の需要を牽引する
予測8「セキュリティとプライバシー保護」に終わりはない
《工藤めぐみ》

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